今回は、
撮りためた miniDV、8mmビデオカメラの動画を永久保存(?)する方法」の基本方針で行う、

miniDVビデオテープをダビングする 4つの方法
で述べた中の、

3.と4.共通の
「DVD にダビングした後、動画を Mac に取り込んで、H.264 に変換する方法」
についてです。



0.ディスクドライブの準備

ディスクドライブを持たない Mac が増えてきました。
まずは、外付けの「Apple USB SuperDrive」などを準備しましょう。


1.DVD データを Mac に取り込む

DVD をドライブに挿入すると、自動的に「DVD プレーヤー.app」が立ち上がり再生が始まりますが、取り込みには「ディスクユーティリティ.app」を使います。 

場所は、Macintosh HD>アプリケーション>ユーティリティ>ディスクユーティリティ.app
です。

ディスクユーティリティ.app を起動し、左列の「SuperDrive」下の「DVD_VIDEO_RECORDER」を選択します。

メニュー>ファイル>新規>"DVD_VIDEO_RECORDER"からのディスクイメージ を選択。

適当なファイル名をつけて、イメージフォーマット;DVD/CD マスター を選択し、保存。

これで、DVD データが Mac に取り込めました。


2.読み込んだデータをマスターデータとして保存

出来た .cdr データは元の DVDデータと同じものなので、このデータをマスターデータとして、外付けHDD や NAS に保存しておきます。


3.iMovie で編集
読み込んだ動画を編集したい場合は、無料純正ソフトの iMovie を使います。.cdr データは iMovie では直接読み込めないように見えますが、実は読み込めます。

iMovie を起動中に、.cdr データをダブルクリックします。iMovie の読み込み画面が開いて、「カメラ」に .cdr データが表示されますので、それを選択して通常と同じ読み込み操作をするだけです。


※別の読み込み方法;
 .cdr データを HandBrake で読み込んで、H.264 に変換します。(なるべく高画質な High Profile を選択)
変換した H.264 データを iMovie で読み込みます。 

この方法だと、HandBrake、iMovie と2回データを変換するので、やたら時間がかかります。(各々、元の動画の4倍位。)

ただし、画質はなぜか .cdr データを直接 iMovie で読み込んだものより良い印象を受けました。
各自、比較検討してみて下さい。


4.なるべく高画質に H.264 で書き出し

iMovie で編集した動画は、iMovie で書出します。
また、編集しないで .cdr データのままでよいなら、HandBrake で書出した方が高画質のようです。

操作法、設定については、前回記事を参照下さい。
→・Mac で動画をなるべく高画質に H.264 で書き出す設定(iMovie編、HandBrake編)