ソフトバンクのスマホが割引になる「おうち割 光セット」目当てに固定インターネット回線をソフトバンク光に乗り換えました。ただ、電話回線を2回線契約して設定する情報が少なかったので記録を残しておきます。
※ 配線の接続方法と設定方法だけを知りたい方はこちらの記事を;
ソフトバンク光の電話サービスには、ホワイト光電話、光電話(N)、BBフォンの3つあります。ただし、ホワイト光電話は 1回線しか契約できないし、BBフォンは IP電話(050の番号)なので今までの電話番号と変わってしまいます。
ということで、従来の電話番号を 2回線使いたい(2つの電話番号を使いたい)場合は「光電話(N)」に契約する一択です。

ただし、(キャッシュバック条件が公式からより良いので)代理店経由で申し込むと、なぜか電話はまず1回線のみしか契約できず、開通後改めてもう1回線申し込むよう言われました。

ここで、「おうち割 光セット」の適用条件を満たすには、
・光BBユニット
・Wi-Fiマルチパック
・光電話(N)+BBフォン
の3つを契約する必要があります。

開通工事日の数日前にNTT製の回線終端装置(ONU)と SoftBank製の光BBユニットが送られて来てました。当日は工事担当者が全部セッティングしてくれました。(うちの場合、電話は一旦アナログ回線に戻してから申し込んだので、宅内工事有りとなりました。)
これで、インターネットと1回線目の電話も光電話(N)で開通しました。
(Wi-Fiマルチパックというのは、光BBユニット内蔵の Wi-Fi 機能を使えるようにする契約なので見た目では追加機器はありません。)

電話回線は光BBユニットに繋がれています。NTT製のRT-S300SEなどの「ひかり電話対応ブロードバンドルータ」(ソフトバンク光では「ホームゲートウェイ(N)」と呼びますが同じことです)は送られて来ませんでした。


ここで、一つ困ったことが;
光電話(N)で従来の電話番号からナンバーポータビリティで同番号移行したのですが、BBフォンの契約も付けています。この状態で普通に電話をかけると、光BBユニットは BBフォンの 050で始まる IP電話番号の発信を優先してしまうのです。電話を受けた相手は 050の見慣れない電話番号からかかって来たと思い、最悪取ってくれません。
従来の電話番号で発信したい場合は、頭に 0000 を付けてからダイアルしろと書いてありますが、如何にも面倒くさいです。電話機の機能でなんとかできないかと調べましたが、全部の発信に 0000を付ける機能は(少なくともうちの電話機には)ありませんでした。
ちなみに、着信については従来の電話番号にかけても、050の IP電話番号にかけても、同じく着信します。


続いて、2回線目の電話回線(FAX用)をソフトバンク光に電話で申し込みました。契約的には、光電話(N)の「番号追加」と「複数回線通話」の申し込みとなりますが、"もう1本電話回線を追加したい" などと言えば分かってくれると思います。
(「番号追加」は NTTのひかり電話でいうところの NTT東日本の「マイナンバー」、NTT西日本の「番号追加」サービスで、もう1つ電話番号を追加すること。「複数回線通話」はNTT東日本の「ダブルチャネル」、NTT西日本の「複数チャネル」サービスで、最大 2つの電話番号が同時に使えること。)

工事日の設定は10営業日以降と言われたので、実際は2週間後の予定となりました。この時点では、電話局内工事のみか、宅内工事もあるかは分からないと言われました。

その後、NTT製のRT-S300SE(ホームゲートウェイ(N)のことです)が送られて来ました。さらに、工事予定日の数日前に封書が送られてきて、確定した工事日時と在宅の必要無しとが書かれていました。つまり、局内工事のみで、接続は自分でやれ!ということです。(念のため、前日に電話で問い合わせてみましたがそうでした)


ところが、光BBユニットに付属の説明書には電話回線の接続例が載っているのですが、電話を 2回線接続する方法は載っていません。ソフトバンク光の HPの接続方法の説明にも見つけられませんでした。
さらに、ネットを調べても情報はほとんどありませんでした。

見つけたのはこれくらい;
→・ソフトバンク光で光電話(N)を2回線申し込んだ時に2回あった工事の内容! - 未経験でもお店を持ちたいっ!


そもそも、光BBユニットには電話回線の差し込み口は 1つしかありません!
結局わかったのは、後から送られて来た NTT製のRT-S300SE(ホームゲートウェイ(N))には電話回線の差し込み口が 2つあるので、そこに 2つの電話回線を挿せば良いということです!!

そうすると、光BBユニットは何のために必要かということになるのですが、1つはインターネット接続の認証設定が不要になるため、2つ目は 「おうち割 光セット」の適用条件を満たすため、3つ目は IPv6 IPoE + IPv4(IPv6高速ハイブリッド)接続をするため、4つ目は Wi-Fi を飛ばすためです。

参考;
→・SoftBank光で光BBユニットレンタルオプションを利用する必要性とメリットについて。 - 踊るびあほりっく
→・【実践編】Softbank光が遅いときは光BBユニットでIPv6 高速ハイブリッド接続(IPv6 IPoE+IPv4接続方式)に切り替える! - 踊るびあほりっく



というわけで、以下のように接続しました;
ー ONU ー ホームゲートウェイ ー 光BBユニット …(Wi-Fi or 有線)… PC
          ┗ー電話機1
          ┗ー電話機2

このように電話を接続すると、副次的に 050の IP電話(BBフォン)は発信/着信とも使えなくなります。うちにとっては 050発信したくなかったので、むしろ好都合でした。

ただし、「おうち割 光セット」の適用条件の一つ「光電話(N)+BBフォン」のを満たすかどうかは、まだ分かりません。
BBフォンも使えるようにするには以下のように接続するのだと思います(未確認);
ーホームゲートウェイ(電話機1)ー(電話回線)光BBユニット(電話機)ー電話機1
          (電話機2)ー電話機2



これで 2回線の電話(2つの電話番号)が使えるようになったのですが、まだ問題があります。
片方の電話番号に着信があっても、両方の電話機が鳴ってしまいます。また、どちらの電話機から発信しても相手には片方の電話番号しか通知されません。

これについては、NTT製のホームゲートウェイ(N)の設定を変えなくてはいけません。
(NTTのひかり電話でダブルチャネル/マイナンバー契約を追加した時も全く同じです)
参考;
→・複数回線通話 - 光電話(N) - ソフトバンク
→・複数回線通話(光電話(N))の設定 - ソフトバンク
→・複数チャネルサービス「ダブルチャネル」、追加番号サービス - NTT東日本
→・電話機からひかり電話の設定をするには
→・ホームゲートウェイ(N) - ソフトバンク

上記記事を参考に、PC(あるいは電話機)から ホームゲートウェイ(N)にアクセスして設定します。
PC からだと、ブラウザで http://ntt.setup/ (または http://192.168.1.1/ )にアクセスします。
初回のみパスワード設定画面が出るので設定します。2回目以降は、ユーザー名:user、パスワード:自分で登録したパスワードでログインします。あとは、電話設定の内線設定を選択します。
簡単にいうと;
・アナログ端末(TEL1) 
・アナログ端末(TEL2)
にそれぞれ 1つずつ電話番号を割り振って、もう一方の電話番号は発信/着信とも無効にすればいいです。


以上で、ソフトバンク光で
・インターネット
・電話番号 2つ
・ おうち割 光セット
ができるようになりました。


※ おうち割 光セットでスマホ料金の割引を受けるには、開通後に申し込みが必要です。
※ 体験談ですので、公式情報ではありません。

関連記事)
→・アナログ回線戻しでホームゲートウェイを解除してくださいと言われた時