IMG_3507

小学校高学年〜中学校3年生向けのプログラミング教室「夏休み 子供向けセミナー in 東大 “地球を救うプログラミング教室 2018”」を見学してきました。

"地球を救う" ってびっくりする題ですが、地球の環境問題などに付いて問題解決型学習の一環としてプログラミングを学ぼうという趣旨のようです。具体的には、micro:bit を使ってプログラミングを学び、湿度センサーや照度センサーなどを使ったり、ロボットを操作したりします。

IMG_3511
最初に簡単な解説があります。

IMG_3522
micro:bit のプログラミングを学びます。

IMG_3528
micro:bit を外に持ち出して、東大構内の土壌などのデータを取ります。

IMG_3537
micro:bit のロボットカーを操作します。


micro:bit が乾電池で動くことを活用して、教室から出て、建物を探検したり、屋外を歩き回ったりというのは、普通のプログラミング教室とは違って面白かったです。
また、チームを組んで課題に取り組むと、参加者同士が一気に親しくなれて、皆楽しそうに取り組んでいたのが印象的です。

それと、昼休み時間にもプログラミングを続けている子とかがいて、興味を持ったこと、好きなことって自分からずっとやるんだなぁと感動しました。micro:bit は持ち帰りだったので、きっと自宅でも続ける子がいることでしょう。
子どもが興味を持つことを探してあげるのって、親/大人の大事な役割だな。


プログラミングのイベントして考えると、micro:bit の可能性の高さを実感しました。安価(2000円強)、プログラミングが簡単(ブロック式)で発展性もある(JavaScript、MicroPython、C/C++)、USB接続ですぐ動く、内蔵センサーが豊富(照度、温度、加速度、方位)、出力もLED表示/音(スピーカーは別途必要)がある、乾電池で動く、対応キットが豊富(ロボットカーなど)などなど。


運営面では、プログラミングと社会の役割を示す、参加者を外に連れ出す、チームを組むなど工夫があったと思います。さらに、適度な難度で興味が持てるようなミッション(課題)を用意するのは大変だけれど、大切だなと感じました。


おまけ)
トロンフォーラム主催なので、micro:bit が μT-Kernel が動くと嬉しいなぁと思いました。大人の演習になってしまいますが...