noanoa 日々の日記

micro:bit、Scratch、Minecraft @小学生向けプログラミング教室(三鷹)

SF

「シン・ゴジラ」の原点?今さら読む『日本沈没』

NHKの「シリーズ 深読み読書会」で小松左京の『日本沈没』が取り上げられていたので、ネタバレを見てしまう前に録画再生を止めて、慌てて読んでみた。続きを読む

「宇宙エレベーターロボット競技会」のワークショップに参加しました


IMG_6862

宇宙エレベーターロボット競技会」という、LEGO EV3 を使った小中高生のロボット競技会を知りました。
その指導者向けワークショップがあるというので、参加してきました。
続きを読む

復刊!ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』

「たんぽぽ娘」が今年大ブレークした、ロバート・F・ヤングの短編集『ジョナサンと宇宙クジラ』(ハヤカワ文庫SF)が新装カバーになって復刊してました

この本もしばらく前から絶版になっていて、高値が付いていたんですよね。



 IMG_3667

左が1977年の最初の版、右が新装版第2刷の新カバー版(2013年)。これでカバー絵も4種類目になりました。

比較すると、トールサイズになって文字も大きくなって、その分厚みが増しています。
(書名の「宇宙くじら」が「宇宙クジラ」と、ひらがながカタカナになっているのも違いです。)


新装版には解説が付いていましたが、新装版第2版にはさらに2013年7月付けの追記が加わっています。

この追記、まさに今年の「たんぽぽ娘」ブームについての解説で、まるっきり河出書房新社の『たんぽぽ娘』の宣伝になっちゃってます...
まぁ、「たんぽぽ娘」ブームがなければ、『ジョナサンと宇宙クジラ』の復刊もなかったでしょうからね。

(参考:→『たんぽぽ娘』、「たんぽぽ娘」、『たんぽぽ娘』!


いずれにしろ、ロバート・F・ヤングの本がこんなにまとまって発刊、復刊するなんて、2013年はロバート・F・ヤング ファンにとって最良の年ですね。



ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)
ロバート・フランクリン ヤング
早川書房
2006-10

 

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)
ロバート・F・ヤング
河出書房新社
2013-05-25

 

『たんぽぽ娘』、「たんぽぽ娘」、『たんぽぽ娘』!

2013年は「たんぽぽ娘」(ロバート・F・ヤング著)にとっては奇跡の年となりました。

またまた「たんぽぽ娘」が復刊されていました。


栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)

この中に「たんぽぽ娘」(井上一夫訳)が収録されています。
『年刊SF傑作選2』の再録です。

『たんぽぽ娘 ー海外ロマンチックSF傑作選2』の伊藤典夫訳が、河出書房新社と復刊ドットコムで改訳決定版として読めるようになった今、井上訳と伊藤訳を読み比べる楽しみも味わえるわけです。なんて幸せ



これで、長い間幻の名作と言われていた短編「たんぽぽ娘」が、今年だけで3冊も刊行されたことになります
『たんぽぽ娘』3冊揃い踏み、なんて言っていたら 4冊になってしましました 
(あと、手元にありませんが、『年刊SF傑作選 2』と『奇妙なはなし』にも収載されています。)


せっかくなので、手元にあるロバート・F・ヤング作品の収載本を並べてみました。


IMG_3147

上段左から;
・『たんぽぽ娘 ー海外ロマンチックSF傑作選2』1980年 集英社(集英社文庫 コバルトシリーズ) 
→「たんぽぽ娘」伊藤典夫訳、を含む他の作家とのアンソロジー

・『栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック』2013年 角川書店(角川文庫)
→「たんぽぽ娘」井上一夫訳;『年刊SF傑作選2』1967年 東京創元社(創元推理文庫)の再録、を含む他の作家とのアンソロジー
 
・『たんぽぽ娘』2013年 復刊ドットコム
→「たんぽぽ娘」伊藤典夫訳;下の河出書房新社の新訳と同じらしいが、微妙に違う(校正の差?)、この一作のみの本
 
・『たんぽぽ娘』2013年 河出書房新社(奇想コレクション)
→「たんぽぽ娘」伊藤典夫訳の新訳;を含むロバート・F・ヤング短編集


下段左から;
・『ジョナサンと宇宙くじら』 1977年 早川書房(早川SF文庫)
→伊藤典夫編、訳;ロバート・F・ヤング短編集

・『ビブリア古書堂の事件手帖3』2012年 アスキー・メディアワークス(メディアワークス文庫)
→三上延著;題材に『たんぽぽ娘』(集英社版)が取り上げれた

・『時の娘 ーロマンティック時間SF傑作選』2009年 東京創元社(創元SF文庫)
→「時が新しかったころ」(ロバート・F・ヤング)を含む他の作家とのアンソロジー

・『ピーナツバター作戦』 2006年 青心社
→ 桐山芳男編;ロバート・F・ヤングのオリジナル短編集



題字がカタカナになった新装版『ジョナサンと宇宙クジラ』(早川文庫)も現在、絶版中で高い値がついているようなので、ぜひ復刊して欲しいものです。 

(2013.9.30 追記;『ジョナサンと宇宙クジラ』も復刊しました!
復刊!ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙クジラ』


(過去の記事)

たんぽぽ娘 ―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年) (集英社文庫 コバルトシリーズ)
出版:集英社
(1980-02)


栞子さんの本棚  ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)  [文庫]
著者:夏目 漱石
出版:角川書店
(2013-05-25)


たんぽぽ娘たんぽぽ娘  [単行本]
著者:ロバート・F・ヤング 著 / 伊藤典夫 訳 / 牧野鈴子 装画
出版:復刊ドットコム
(2013-06-14)


たんぽぽ娘 (奇想コレクション)たんぽぽ娘 (奇想コレクション)  [単行本(ソフトカバー)]
著者:ロバート・F・ヤング
出版:河出書房新社
(2013-05-25)


ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF) [文庫]
著者:ロバート・フランクリン ヤング
出版:早川書房
(2006-10)


ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫) [文庫]
著者:三上 延
出版:アスキー・メディアワークス
(2012-06-21)


時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫) [文庫]
著者:R・F・ヤング他
出版:東京創元社
(2009-10-10)


ピーナツバター作戦 (Seishinsha SF Series)ピーナツバター作戦 (Seishinsha SF Series) [単行本]
著者:ロバート・F. ヤング
出版:青心社
(2006-12)


年刊SF傑作選〈第2〉 (1967年) (創元推理文庫) [文庫]
出版:東京創元新社
(1967)


奇妙なはなし (文春文庫―アンソロジー人間の情景) [文庫]
著者:文芸春秋
出版:文藝春秋
(1993-02)

『たんぽぽ娘』3冊揃い踏み

ついに届きました『たんぽぽ娘』
それも今年になって、幻の名作が奇跡の 2冊刊行です


というわけで、3種類の『たんぽぽ娘』揃い踏み 

IMG_3107

左から;
・2013年 河出書房新社(奇想コレクション)
・2013年 復刊ドットコム
・1980年 集英社(集英社文庫 コバルトシリーズ)


翻訳者はすべて伊藤典夫さんです。
が、驚いたのは3冊とも翻訳文が微妙に違っていた事。
特に、復刊ドットコムの翻訳は 1980年の旧訳をそのまま使うか、河出書房新社の新訳と同じかと思っていたら、これまたちょっとずつ違うんですね。


さぁ〜、これで 3種類とも欲しくなってきた〜 



たんぽぽ娘 (奇想コレクション)たんぽぽ娘 (奇想コレクション)  [単行本(ソフトカバー)]
著者:ロバート・F・ヤング
出版:河出書房新社
(2013-05-25)


たんぽぽ娘たんぽぽ娘 [単行本]
著者:ロバート・F・ヤング 著 / 伊藤典夫 訳 / 牧野鈴子 装画
出版:復刊ドットコム
(2013-06-10)


たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年) (集英社文庫 コバルトシリーズ)  [文庫] 
出版:集英社
(1980-02)



(参考)
「たんぽぽ娘」再読
『ビブリア古書堂の事件手帖3』の「たんぽぽ娘」読んでみた
 

(2013.6.13 追記)
さらに「たんぽぽ娘」収載の本が出版されました!
「たんぽぽ娘」(井上一夫訳);『年刊SF傑作選2』1967年 東京創元社(創元推理文庫)の再録です。

栞子さんの本棚  ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫) [文庫] 
著者:夏目 漱石
出版:角川書店
(2013-05-25)

 (参考)
『たんぽぽ娘』、「たんぽぽ娘」、『たんぽぽ娘』!
 

話題の電子書籍『Gene Mapper』を読んだ(ネタバレあり)

iPad mini と Kindle Paperwhite を買うきっかけになった、話題の電子書籍『Gene Mapper』(藤井太洋 著)。

読み始めたらあっという間に読み切ってしまった。

その感想;
SF小説として、面白い。充分楽しめた。


以下;ネタバレになるんでご注意ください;

 .
 .
 .
 .
 .
 .
 .
 .
 .
 .
 .
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んでいて、まず思い浮かんだのが、
マイクル・クライトンの『恐怖の存在 』 。

環境保護団体が、自らの主張を知らしめるために環境テロをしかける、っていう作品の構図はとても似ている。
『恐怖の存在』では地球温暖化だったのが、『Gene Mapper』では遺伝子組み換え作物に当たる。

まぁ、環境保護=善 とは必ずしも言えないのは、日本だと鯨をめぐる過激な団体の存在などでかなり知られているが、それでも SFらしい着想ではある。
そして、これは東日本大震災後の混乱を明らかに意識してのことだろう。


さらに、遺伝子コード(配列)とコンピュータコード(プログラム)の類似性を押し進めて、遺伝子操作とコンピュータプログラミング(主に Web関連)を同じ次元で扱ったのも面白い。
「見立て」の楽しさというか、知っているひとには「そういうことね」と思わせるサービスになっている。


そして、もうひとつのポイントは「拡張現実」の普及した社会の描写。外見からは分からない位進化したデバイスを全員が身につけるほど拡張現実が普及し切った社会で、登場人物たちの振る舞う様子がよく描かれている。

例えば、拡張現実をONにする動作が、コンタクトレンズや網膜への直接投影ではまばたき2回だが、電脳メガネ(?)の時代のずり上げる動作がメタファーとして残っていたり。
素手で戦うときも、なかなか拡張現実をOFF にしない奇妙さだったり。なかなかウマい。

未来になっても結局人間の考えること、感じること、行動は同じだ、という話しもいいが、拡張現実が普及した社会での人々の考え方、感じ方、行動はこんなにも違ってしまう、という話しを読むのはとても刺激的だった。
なにしろ、携帯電話というものの普及だけで、ここ10〜20年の社会がこんなにも変わったことを実感しているのだから。


最後に、作中の遺伝子組み換え作物についても、一ひねりも二ひねりも加えてある。
初期の(現代の)遺伝子操作作物(GMO)の惨事から、蒸留作物の登場、そしてデザイン作物への進歩。

遺伝子組み換え作物の被害者が遺伝子組み換え作物を擁護し、逆にそれに反対する団体が被害者たちを差別的に弱者としか見ない、などなど。
 

デビュー作で、個人出版で、電子書籍だけで、開始早々のKindleでいきなりベストセラーで、と内容以前に話題豊富な作品だが、内容だけでも今年読んだ小説のうちで、最もワクワクした作品だった。


作者の次回作に期待。
で、作者ブログによると、いろいろと控えている様子。楽しみ。
・「SFマガジン」2013年2月号;Gene Mapper世界関連の短編。
・セルフ・パブリッシング;『Orbital Cloud』
・さらに、もうひとつ



Gene Mapper (ジーン・マッパー)Gene Mapper (ジーン・マッパー)
著者:Fujii Taiyo
販売元:Taiyo Lab
(2012-07-12)
販売元:Amazon.co.jp


恐怖の存在 上 (1) (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)恐怖の存在 上 (ハヤカワ文庫 NV ク 10-25)
著者:マイクル・クライトン
販売元:早川書房
(2007-08-08)
販売元:Amazon.co.jp


『ビブリア古書堂の事件手帖3』の「たんぽぽ娘」読んでみた

ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』は大好きな作品で集英社文庫(コバルト文庫)版は今でも大切なコレクション。

で、巷で話題の
『ビブリア古書堂の事件手帖3』
の1章に取り上げられているというんで、慌てて読んでみました。
そうか、そう使ったか、となかなか感心。

それより、『たんぽぽ娘』をまっさらな紙面で、大きな字で読めたことに感激 
(って冒頭の数行だけど)。

文中に出て来た
『年間SF傑作選2』(創元推理文庫)
『奇妙なはなし』(文春文庫)
のうち、『年間SF傑作選2』も持っていたのに、いつの間にか紛失。悔やまれる〜。

さらに言うと、『たんぽぽ娘』のマンガ版というのもあっって、これもいい感じの絵だった(けど紛失 )。
同人誌系に短編として載ったものだと思うから、入手はもっと困難かも。こっちの方が読みたい。



という訳で、『ビブリア古書堂の事件手帖3』を読んで『たんぽぽ娘』に興味持った人は、河出書房新社の奇想コレクションから『たんぽぽ娘』(伊藤典夫編)が出る予定らしいんで期待しましょう。


…と言いつつ、もう何年。最近は近刊予定にも載ってない。
伊藤典夫さん、どうか早く『たんぽぽ娘』出してください。それまで、集英社文庫は大事に取っておこう。

(2013.3.4 追記)
TVドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』第8話の放送にまるで合わせるかのように、遂に、遂に来た〜

⇒ 河出書房新社『たんぽぽ娘』 2013.5.28発売予定!

 



「たんぽぽ娘」のマンガ

『SFマガジン』 2010.11月号
を読んでたら、
「大森望の新SF観光局」 第16回 海外時間SF短編総まくり
で;

ロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」

が出てきてました

やっぱ、時間SF には外せないんですね

そりゃ、
"おとといは兎を見たわ。きのうは鹿。今日はあなた" 
なんていう有名なセリフを思い出しますよ

たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年)
(集英社文庫 コバルトシリーズ)


記事中で、amazon の中古で10万円 の値をつけたというんでびっくりしましたが、今見たら 9000円〜60000円 でした

ハイ、持ってますとも


しっかし、絶版本持ってるより、早く新刊で欲しいのに;

"河出《奇想コレクション》からいつかきっと刊行される伊藤典夫編のヤング傑作選『たんぽぽ娘』にかならず収録されるので気長に待とう。 "

だそうです

(2013.6.13 追記)
「たんぽぽ娘」がなんと3冊も復刊されました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
という、前振りが長かったですが ;

以前、書いた「たんぽぽ娘」のマンガですが、ついに見つけました

たんぽぽ娘(ねこばしりプロ)/甲南女子大学マンガクラブ(詳細不明) - 勢川びきのX記:4コマブログ


もともと、マンガを先に読んで原作の小説を探した記憶があるくらい、思い出深い作品です


絵柄を見ると、多分これだったと思います。
(作者の生駒隆子さんは、日航123便の事故で若くして亡くなったそうです。)

ただし、記憶とは若干違う印象もあって;
・この同人誌 (?) をどうやって手に入れられたのか?商業誌だったような気が?
・題名が「ジュリー」(主人公の名前) だったような?
・ネームも活字で組んであったような?

とかが気になってます

どなたか、ご存知の方いないでしょうか?



(2012.8.15 追記)
コメント欄に情報を頂きました。
私が読んだのはやはり、「ジュリー」という題名で、作画グループの同人誌に収録されていたそうです。

ただ、実物はまだ確認出来ていません。引き続き、情報があればお寄せください。
(袖山@協和 さん情報ありがとうございました。 
 

買うのは必然 !? 『宇宙兄弟』

あまりに趣味のド真ん中だったんで、かえって手が出なかったんですが、とうとう買っちゃいました

『宇宙兄弟』

物事は三度続いたら偶然は必然となる、という言葉を聞いたことがあります。
一度目は偶然、二度目は奇跡、三度目は必然、四度目は運命とも。
(今、net で調べたけど出典が分からなかった

で、私にとって、その必然とは;

1.SF マガジン
   コミックの紹介記事

2.「MAGネット」 第18回 まんが甲子園
   マンガ大賞2010 で 2年連続 2位

3.『君について行こう』講談社プラスアルファ文庫 の帯の文句;
   この本がきっかけとなって『宇宙兄弟』が生まれました。――小山宙哉


三度目の、書店でたまたま見た別の本の帯がきっかけで、『宇宙兄弟』を買っちゃっいました

まぁ、
 "おとといは兎を見たわ。きのうは鹿。今日はあなた" (『たんぽぽ娘』)
とも言うし...(って関係ないか )


で、読んだ感想。

...すぐ全巻買わなきゃ
...もっと早く買えばよかった 



宇宙兄弟(1) (モーニングKC)宇宙兄弟(1) (モーニングKC)
著者:小山 宙哉
講談社(2008-03-21)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


新装版 君について行こう (上) −女房は宇宙をめざす (講談社プラスアルファ文庫)新装版 君について行こう(上)-女房は宇宙をめざす (講談社プラスアルファ文庫)
著者:向井 万起男
講談社(2010-09-21)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

NHK ドラマ「10年先も君に恋して」イイ!

NHK ドラマ「10年先も君に恋して

周りでえらく評判が良かったので、今になって観てみたら(net でだけど) すごくよかった 

 もともと、タイムトラベルもののロマンチックSF は大好きですし

「たんぽぽ娘」再読
ロマンチック SF お勧め作品
『ロマンティック時間SF傑作選 時の娘』から、お勧めの作品
 
 
おまけに宇宙エレベーターですと 
アーサー・ C・クラークの「楽園の泉」 。もちろん読みましたとも

宇宙エレベーターって本当に作れたりして


楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)
著者:アーサー・C. クラーク
早川書房(2006-01)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



そして、上戸彩のかわいいこと 

こりゃ、今後の展開が楽しみです

「スター・ウォーズ」エピソード4 DVDで観てみた

ぎりぎり液晶テレビが間に合わなかった、NHK BShi「スター・ウォーズ

やっと液晶テレビが届いたので、一番好きな エピソード4をDVDを観てみました


いや〜、46インチにしてよかった。なんとか映画の雰囲気が味わえます。

それにしても、良く出来てるなぁ。

今観ても飽きさせないストーリーと、魅力的はキャラクター、CGでない いかにも機械っぽいメカ。

後に、CGの場面を追加しているけど、やっぱり違和感はあるなぁ。


最後のデススターの爆発シーン。
あれっ?こんなにあっさりだったっけ?

どっちかっというと、輪っかが出来る爆発より、劇場公開版の方が(粗削りの)迫力があったように思います


シリーズの中でも、一番ラストに爽快感があるので、エピソード4(というか第1作)が大好きです


ハイビジョンで観れなかったんで、ブルーレイ出たら買っちゃうだろうな
出来れば、劇場公開版もボーナスディスクで希望ね

『ロマンティック時間SF傑作選 時の娘』から、お勧めの作品

『ロマンティック時間SF傑作選 時の娘』
ジャック・フィニィ、ロバート・F・ヤング他著
中村融編
創元SF文庫

読了。
やっぱ、この系統の作品大好きだわぁ

とくに、
ロバート・F・ヤングの
「時が新しかったころ」

さすが、ロバート・F・ヤング
この作品は、名作「たんぽぽ娘」に通じるものがあり、
とても気に入りました

ますます、噂ばかりでなかなか出ない、
河出書房新社の奇想コレクション
『たんぽぽ娘』を早く読みたいよ


さて、以前メモった「ロマンチック SF お勧め作品
にならって、
『ロマンティック時間SF傑作選 時の娘』 
で編者の中村融さんが紹介している、お勧め作品を記しときます;

○ジャック・フィニィ
・『ふりだしに戻る』(1970/角川文庫)
・『フロム・タイム・トゥ・タイム—時の旅人』(1995/角川文庫)
・『レベル3』(1957/早川書房)
・『ゲイルズバーグの春を愛す』(1963/ハヤカワ文庫FT)

○ロバート・F・ヤング
・「たんぽぽ娘」(1961/集英社文庫コバルト・シリーズ)※最高傑作
・『ジョナサンと宇宙クジラ』(ハヤカワ文庫SF)
・『ピーナツバター作戦』(青心社)

○C・L・ムーア
・『シャンブロウ』(論創社他)

○ロバート・A・ハインライン
・『夏への扉』(1957/早川書房)

○広瀬正
・『マイナス・ゼロ』(1970/集英社文庫)

○梶尾真治
・「美亜へ贈る真珠」(1971/早川文庫JA)

○ケン・グリムウッド
・『リプレイ』(1986/新潮文庫)

○オードリー・ニッフェネガー
・『きみがぼくを見つけた日』(2003/ランダムハウス講談社文庫)

○ロバート・ネイサン
・「ジェニーの肖像」(1940/創元推理文庫)

○バリントン・J・ベイリー
・『時間衝突』(1973/創元SF文庫)

○リチャード・マシスン
・『ある日どこかで』(1975/創元推理文庫)

○ロバート・シルヴァーバーグ
・『時間線を遡って』(1969/創元SF文庫)

○ジェリー・ユルスマン
・『エリアンダー・Mの犯罪』(1984/文春文庫)

○ディーン・クランツ
・『ライトニング』(1988/文春文庫)


時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)
著者:R・F・ヤング他
販売元:東京創元社
発売日:2009-10-10
おすすめ度:4.0
クチコミを見る


たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年) (集英社文庫 コバルトシリーズ)
販売元:集英社
発売日:1980-02
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

「アバター」は映画を再発明した!

話題の映画「アバター」観てきました。

せっかくならと、3D で。
いや これは観るというより、体験する映画でした

まさに、画期的な映画です

iPhone 発売のときに Steve Jobs が「電話を再発明する」という言葉を使いましたが、それに倣えば アバターは「映画を再発明した」と言えます

何がスゴイかって、その映像に尽きます
空想上の世界をこれほどまでにリアルに映像化するなんて、もう圧倒されました。
いったい幾らかかったんだろう?(お金、人、時間、手間暇すべての点で)、と思わせる映像の連続です。

それも 3D 映像です 
大画面の 3D 映画館で絶対観るべきです


ストーリーは大した事ないと、あちこちに書かれていたので、どうしようかなと悩んでいましたが、思ったよりマシでした
王道のストーリーが却って満足でした。
観て良かった

まぁ、終盤の戦闘シーンは、その戦闘戦略の無さ加減といい、お決まりの対決といい、急にハリウッド映画になっちゃったなと、少し萎えましたが

それでも、本編最後のラストショット!
カッコいい
それと同時に、この映画に対する監督の強い自信感じました

また、印象的だったのは、映画がエンドロールに入ったときに、客席から湧き上がった大きなざわめき。
みんな、初めての映像体験に思わず隣に話しかけてしまった声なのでした。
それ程の体験でしたよ


あと、映像の元ネタに、あちこち日本アニメ、特に宮崎アニメの影響が見て取れました。ロボットアニメのロボット、ラピュタの空に浮かぶ岩、ナウシカのガンシップ、もののけ姫の森、コナンの飛行機上の戦闘などなど。

なにより宮崎アニメで空中を飛ぶ時の浮遊感。これって、重力が少し小さい 0.7G くらいの世界じゃないとああならないよなぁ、とずっと思ってました。
それをアバターでは、"この衛星は重力が弱いんで筋肉が弱る" なんていうセリフでさりげなく説明してましたね。上手い

それにしても、日本のアニメではよく描いてきた異世界の風景をここまで実写で表現されちゃうと、アニメの人達はこれから大変だなぁと思いました。

押井守監督もそんなこと言ってますね;
押井守監督、『アバター』の完成度に衝撃!
「10年かけても追いつけない」と完敗宣言でみんなで乾杯!?
 - シネマトゥデイ



ただし、3D 映画はやっぱ目が疲れました

それについては、続きで書きます。

以下、参考になった記事;

驚愕の『アバター』映画館で観るべき“3つの理由” - MovieWalker

映画の新時代到来? 話題の3D映画『アバター』に衝撃走る
 - はてなブックマークニュース


『アバター』は映画の未来にiPhone登場なみの衝撃を与える
 - TechCrunch


映画「アバター」が社会に示唆すること(デジタルによるリアルの「代替」)- アゴラ 磯崎哲也




〈アバター 予告編〉

映画「サマーウォーズ」観てきました

サマーウォーズ」観てきました。

この記事読んで、興味もったんで。 

アニメを“絵空事”にしないために――『サマーウォーズ』のロケハン術 - Business Media 誠

サマーウォーズっていう名前と、ポスターだけだと、まさか電脳空間でのバトルとは思わなかった。
ちょっと、宣伝ミスじゃない?

って、知らなかったのは私だけかも 

公開から日が経ってるので、だいぶ上映館が少なくなってましたが、シネ・リーブル池袋で観てきました。
なんと、毎月15日は千円だそうで、ラッキー 

130席のうち、9割位の入りでほぼ満席に近い状態。


で、面白かったです

前作「時をかける少女」と雰囲気は似てましたね。観終わって、爽快感がありました。
(「時をかける少女」はラストで悩んだから。)

まぁ、コンピュータネットワーク上の仮想空間OZ 内のデザインは、あんまりかっこよくない気もするけど. . . 

(以下、ネタバレ入ってます。注意)




例によって観ていて気になったのは;
仮想空間OZ の会員が全世界で 10億人って、単一会社が握りすぎじゃない?とか。
仮想空間のハッキングで、現実の水道や交通管制、衛星の姿勢制御まで乗っ取れるか?
とか、思っていました。

でも、OZ を mixi やセカンドライフのでかいの、って思うとそうだけど、会員数から考えて、これはインターネットそのもの(の進化形)だと考えると、そんなに無理な話しじゃないなと思い直しました。
それにアカウントハッキングだしね。

アニメ「イヴの時間」観た

今さらですが、net で公開していたアニメ
イヴの時間」を観てみました。 

去年から配信していたそうで、人気のため来年映画公開とのこと。

いわゆる、アンドロイド(人間型ロボット)と人との物語という、SFでは王道ジャンルです。

で、そのアンドロイドたちが、これも王道のアシモフの「ロボット工学三原則」 に沿って行動していく。

アンドロイドたちが、隠れ家のような喫茶店で人間と区別なく一緒にくつろぐという点が新しいかも。

なにより、映像がオシャレでとっても楽しかったです 

あちこち探して、一気に最終6話まで観ちゃいました 


すこし、「ヴァーチャル・ガール」を思い出しました。

ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)
著者:エイミー・トムスン
販売元:早川書房
発売日:1994-10
おすすめ度:3.0
クチコミを見る



でも、観た後考えてみると、どうも設定に無理がある気がしてきました。
まず、アンドロイドの外見が人間と全く区別つかないくらいそっくりに出来ている点。皮膚、眼球などをどんだけ高度に創らなきゃいけないことか。そこまで、そっくりに作る必要はないでしょう。

そして、アンドロイドに対して、人間に対するような感情を抱くことを不自然と思う社会であること。ペットにだって、ある種人格のようなものを人間は感じることが多いのに、人間そっくりなアンドロイドに対してそのような感情を寄せるのは異常だというのは、ちょっと変。

最後に、アンドロイドが喫茶店でみせる自由な感情。アンドロイドたちは明らかに心、感情というものを獲得しているが、普段は持ち主の前では隠している。
ロボット(アンドロイド)に心、感情を生み出すのが、ロボット作りのある種の最終目標であるのに、ずいぶんと簡単にそれも自然発生的に(?)に獲得しているのが気になる。

ま、キャラクターたちの魅力もあって、観ているときはそんなことどーでもよくなって楽しめます

今期、観たアニメの中では一番のお勧めです

 

TBS TV「JIN-仁-」が面白い

TBS TV「JIN-仁-
第3話が終わったところだけど、楽しみに観てます

もともと、マンガ の「JINJIN-仁-」は時々目にして面白いと思ってたけど、TV 版もなかなかです。

医療ドラマ+時代劇+SF 設定
っていうのが、結構いいです。

これからの、南方仁先生の活躍に期待

「ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」

お口直しに 

ターミネーター:サラ・コナー・クロニクルズ」 を DVD レンタル。

第1話を観たけど、これは面白い!
映画「ターミネーター」、「ターミネーター2」 に続く時代設定の TV ドラマです。
(米国でも「ターミネーター3」は不評だったんですかね。私も 3 はパスしました。)

攻殻機動隊で言うと、「GHOST IN THE SHELL」に対する「STAND ALONE COMPLEX」みたいなもん?

今度は女子高生の設定で登場する、女性型ターミネーターが楽しみです


 ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ ファースト・シーズン コレクターズ・ボックス [Blu-ray]

ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ ファースト・シーズン コレクターズ・ボックス [Blu-ray]
女性型のターミネーター、キャメロンの登場が楽しみなシリーズです。 ちょっと、このジャケットのイラストは攻殻機動隊っぽいよね〜。

映画「20世紀少年」観たけど

家族が「20世紀少年 第2章」を観に行くというので、急遽第1章の DVD をレンタル。

で、一緒に観ちゃいました。第1章。 こんなことなら、TV 放映してたのを録画しとけば良かった。

そこそこ面白かったです。第1章。

で、次の第2章を映画館へ、っていう作戦に見事引っかかってしまいました 
そのままの勢いで「20世紀少年 第2章」を観に映画館へ!

..... ..... ..... ...


久々に、つまらない映画観たな。 残念だけど 

せっかく、お笑い番組観たのに、ちっとも笑えなかったときの感じ、かな。
映画に没入できなかった。
思うに、マンガのリアリティを映画のリアリティで表現し切れなかったんだと思う。 役者さん達の演技は悪くないし。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(以下、ネタバレ気味です。映画楽しみにしてる方はご遠慮ください。)

   ..... ..... .....

もともと、原作のマンガは荒唐無稽な話しなんだけど、それが実写になると、ちょっとそれはないよなっていう感じが拡大してしまった。
(アニメならまだしもね。)

「ともだち」がマスクしたまんま、アメリカ大統領やローマ法王と会談したりしてるのって、ちょっと無理がありすぎでしょ。

「ともだち」が実現する、アンチユートピア的社会、大阪万博の再現、どれも CG (?) でよく出来てるんだけど、現実感がない。

元の原作マンガ自体が、実写映画化するのには無理があったんじゃないのかな、って思った。
たしかに、大ベストセラーだけど、そんなにいいか? 少なくとも映画観た後に原作を読みたくはならなかった。

だって、細菌兵器で人類滅亡を計るっていうのは、サリン事件のあった現実に対してどうなのよ。(それも、第2章でも同じ手かい。)

現実の方がその後、 9.11 とか進んじゃってる感がしてならない。

あと、「悪の秘密結社が世界征服や人類滅亡を計る」って、確かに子供時代に考える話しとしてはまあいいけど、実際には実行するには、あの程度じゃ人類滅亡じゃなくて、テロじゃんと思っちゃって。

「世界征服」は可能か?
という本もあることだし、もうちょっと考えて欲しかったなぁ。

映画にメッセージや社会批判、時代状況を求めない方だけど、観終わって何も心に残らなかった。
あんまりにも無さすぎ。 SF っぽいのが好きなだけに、評価のハードルが高くなっちゃってるのかもしれないけど、第2章は地味すぎでしょ。 (マトリックスも映像はよかったけど、オチでガッカリした。)

(第1章は巨大ロボットや、大爆発とかあって、そりなりに面白かった、って←オイ

原作がベストセラーだけに、却って映画化する時に話を変えられない、っていう制約があったのかな。

以下、雑感;
・「ともだち」の正体っていう謎で引っ張るのも、ちょっともう誰でもよくなってきた。

・カンナも思ったより活躍しなかったし。

・70年代趣味って、最近やたら多いけど、これは作者の年代にフィットするから? 別の年代の観客に対してはどうなんだろう?(今の小中学生が観ても面白いんだろうか。)
そう考えると、どの観客層に向けた映画なのか、よく分からない感じ。
・この映画ののヤマ、開会式でのともだちの○○は、マスクしたまんまじゃ、本人かどうか分からないじゃん。
って、やっぱつっこんどこう。

・最後はだらけちゃって、ここで終わりかな、っていう場面が何度もあった。
やっとここで、To be continued 出たかって思わせるんじゃ、編集がイマイチでしょう。

第3章はどうしようか... またまた、日テレの作戦に引っかかりそうな気もするが。

ロマンチック SF お勧め作品

風見潤編『たんぽぽ娘』
(海外ロマンチック SF 傑作選 2、集英社文庫コバルトシリーズ)

のあとがきで、 編者の風見潤さんがお勧めのロマンチック SF 作品を挙げていた。

全然覚えがなかったが、いま読み直してみると、とびきりの名作揃いだった。
(案外読んでいる作品がある!好みの傾向が同じだったのだろうか。)

で、そこに挙がっていた作品を記してみた;

○長編
・ダニエル・キース『アルジャーノンに花束を』(早川書房)
・クリス・ネヴィル『ベティアンよ帰れ』(早川文庫SF)
・フィリップ・ホセ・ファーマー『恋人たち』(ハヤカワSFシリーズ)
・ゼナ・ヘンダースン『果しなき旅路』(早川文庫SF)
・クリフォード・D・シマック『中継ステーション』(早川文庫SF)
・ロバート・シルヴァーバーグ『夜の翼』(早川文庫SF)
・レイ・ブレッドベリ『火星年代記』『華氏四五一度』(早川文庫NV)
・ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』『夢の国をゆく帆船』(早川文庫NV)
・ライマン・フラングボーム『オズの魔法使い』(早川文庫NV)
・ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン』(早川文庫FT)
・ハインライン『夏への扉』(早川文庫SF)
・J・G・バラード『結晶世界』(創元推理文庫)

○短編集
・ロバート・F・ヤング『ジョナサンと宇宙くじら』(早川文庫SF)必読
・ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』(早川書房)必読
・ブラッドベリ『刺青の男』『黒いカーニバル』(早川文庫NV)
・C・L・ムーア『大宇宙の魔女』(早川文庫SF)
・ロジャー・ゼラズニイ『伝道の書に捧げる薔薇』(早川文庫SF)(特にタイトル・ストーリイ)
・トマス・バーネット・スワン『薔薇の荘園』(早川文庫SF)
・ハインライン『月を売った男』(創元推理文庫)『地球の緑の丘』(ハヤカワSFシリーズ)

○アンソロジィ
・福島正実編『人間を超えるもの』(講談社文庫)  
(特にデーヴィス「エレンへの手紙」、リイ「愛しのヘレン」)
・伊藤典夫編『ファンタジーへの誘い』(講談社文庫)
・福島正実・伊藤典夫編『世界SF全集32 世界のSF 現代編』の中の   ダニエル・キース「アルジャーノンに花束を」(中編版)   
トム・ゴドウィン「冷たい方程式」

今では、絶版のものが多そうだが、古本、図書館などチャレンジしてみようかな。



たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年) (集英社文庫 コバルトシリーズ)
販売元:集英社
発売日:1980-02
おすすめ度:5.0
クチコミを見る
 

あとがきにこんなロマンチック SF 作品のお勧め集があるなんて、見逃してました! 


(2013.6.13 追記)
「たんぽぽ娘」がなんと3冊も復刊されました!
→・『たんぽぽ娘』、「たんぽぽ娘」、『たんぽぽ娘』!

「たんぽぽ娘」再読


c01e0922

ロバート・F・ヤングの「たんぽぽ娘」を久しぶりに読んだ。 マイ・フェイバリット SF の第1位なんだけど、また泣けるのはすごい 

ヤングの作品はいろいろ苦労して探し出したりもしたけど、断然「たんぽぽ娘」がよくて、次は「ジョナサンと宇宙くじら」だったなぁ。

創元推理文庫版(『年間SF傑作選2』)も持っていたはずだったが無くなってしまった 
(翻訳は集英社文庫版の伊藤典夫訳の方が全然良かったが)

今や集英社文庫(コバルト文庫)版は幻の名作として古本でも入手困難らしい。これは大切に保存するしかない。

河出書房新社の奇想コレクションの新刊予定の『たんぽぽ娘』はいつになるんだろう 


ということをつらつら思っていたら、そういえば「たんぽぽ娘」の漫画読んだことあったなぁ。
パロディじゃなくて、原作通りでかなり良い出来だった気がする。あれは同人誌だったんだろうか?
本棚を探すもさすがに無かった。 どなたかご存知の方いませんか?



たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (1980年) (集英社文庫 コバルトシリーズ)
販売元:集英社
発売日:1980-02
おすすめ度:5.0
クチコミを見る

「たんぽぽ娘」はまさしくロマンチック SF の傑作!



ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)ジョナサンと宇宙クジラ (ハヤカワ文庫SF)
著者:ロバート・フランクリン ヤング
販売元:早川書房
発売日:2006-10
おすすめ度:5.0
クチコミを見る
 
今入手できるロバート・F・ヤングの本ならこれ。 その中では、やっぱり表題作でしょう。 
新装版になって「くじら」がカタカナになってる! (いま気づいた) 



(2013.3.4 追記)
ついに、2013年5月発売のようです!

たんぽぽ娘 (奇想コレクション)たんぽぽ娘 (奇想コレクション) [単行本(ソフトカバー)] 
著者:ロバート・F・ヤング
出版:河出書房新社
(2013-05-25)



(2013.6.10 追記)
『たんぽぽ娘』がさらに復刊ドットコムからも出版されました!

たんぽぽ娘たんぽぽ娘 [単行本]
著者:ロバート・F・ヤング 著 / 伊藤典夫 訳 / 牧野鈴子 装画
出版:復刊ドットコム
(2013-06-10)

(参考)
→・『たんぽぽ娘』3冊揃い踏み - noanoa 日々の日記


(2013.6.13 追記)
さらに「たんぽぽ娘」収載の本が出版されました!
「たんぽぽ娘」(井上一夫訳);『年刊SF傑作選2』1967年 東京創元社(創元推理文庫)の再録です。

栞子さんの本棚  ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫)栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック (角川文庫) [文庫]
著者:夏目 漱石
出版:角川書店
(2013-05-25)

 (参考)
→・『たんぽぽ娘』、「たんぽぽ娘」、『たんぽぽ娘』! - noanoa 日々の日記

プロフィール
薬剤師なのにコンピュータが好き、鍼灸マッサージ師なのにプログラミングが好き。小中高校生向けのプログラミング教材を作るのが現在の日課。micro:bit、Scratch、Minecraft、Rubyなどで作成中。 FIREして2019年に世界一周クルーズしました。














月別アーカイブ
カテゴリ別アーカイブ
記事検索