岡田斗司夫 ひとり夜話 特別版 2010年4月16日 

を聴きました。

フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略』を読んでから、これからどうやって稼いでいけばよいのだろう?とずっと考えていました。

この講演のテーマはまさにそれ
聴くだけの価値はありました

以下はそのメモ;

・フリーは、アリビン・トフラーの『第三の波』で描いた3番目の波であり、それは情報化テクノロジーが必須のものである。

・この波を一旦超えてしまうと、人々はそれ以前の価値観をもはや思い描くことができなくなる。

・「フリー」な社会では、ビジネスは成り立たなくなる。
(※これは、クリス・アンダーソンが「フリー」な社会からどうやってお金を得るかと言っているのより、先を行っている!)

・貨幣経済から評価経済へと移行する。

・収入が減ったとしても、楽しい暮らしが送れる。すなわち、貨幣の価値は相対的に低くなる。

・フリーな社会では、利益を追求するのではなく、評価・注目を追求した方がよい。また、集めた評価・注目を貨幣価値に転換する必要もなくなっていく。

・人間が働く目的には、1.金、2.生きがい、3.人間関係、4.成長、5.評価、6.アイデンティティ、7.面白さ、8.希望 がある。

・1つの会社でこのすべてを得ようとする必要がなくなってきた。複数の会社、組織、ネットサービスに分散することが net により可能になってきた。

・それぞれのパラメータの合計値を高めるようにする。

・オタキング ex は、評価経済に特化した最初の会社組織である。

・その他の人々はどうしたらよいか?
周りを見回し、8つのパラメータの低い部分を上げることをビジネスにすればよい。ただし、その利益は金に限らなくて良い。

※私が聞きたかったのが、最後の部分でした。
講演では、最後も最後、残り 4'15" 位の所で語られています。

当たり前ですが、岡田斗司夫氏が オタキング ex を考えたように、具体的なビジネスは自分で考えろということです。
少し光明が見えた感じかなぁ

実に、有意義な講演でした

これからも、オタキング ex に注目していきたいと思います。

関連;
「FREE」週刊ダイヤモンド 岡田斗司夫インタビュー

他の人のまとめ;
評価経済時代の到来、その時、個人はどうすべきか - アカデミーヒルズ

フリー」のその先の世界を考える@六本木ヒルズ - into the pitch

『フリー』その先の世界を考える⇒講義録 - 四方山日記

『フリー』その先の世界を考える の  忘備録 - 四方山日記



フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
著者:クリス・アンダーソン
販売元:日本放送出版協会
発売日:2009-11-21
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第三の波 (中公文庫 M 178-3)
著者:アルビン・トフラー
販売元:中央公論新社
発売日:1982-01
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