noanoa 日々の日記

micro:bit、Scratch、Minecraft @小学生向けプログラミング教室(三鷹)

mac

Ruby 2.1 を Homebrew + rbenv で OS X Yosemite にインストール

(2014.12.28 追記;
 Ruby 2.2 をインストールする記事を書きました。
 →・Ruby 2.2 を Homebrew の rbenv で Mac にインストールする手順


OS X Yosemite をクリーンインストールしたので、Ruby もインストールし直すことにしました。

Yosemite 標準の Ruby を確認すると;
$ ruby -v
ruby 2.0.0p481 (2014-05-08 revision 45883) [universal.x86_64-darwin14]
$ irb
irb(main):001:0> "\U+FFE3\U+FFE3\U+FFE3"  # "あいう" と入力したが正常に表示されない 
=> ""

バージョンは新しめですが、相変わらず readline が日本語に対応していません。
それに Ruby の最新バージョンは 2.1.4(2014.10.31 現在)なので、やはり最新版をインストールすることにしました。
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macOS をクリーンインストールして、最小限のユーザーデータだけを復元する方法

macOS_High_Sierra
                                  <img via apple.com>

(2017.10.27 更新;macOS High Sierra 10.13 でも同じ手順で実行できました。)


macOS をバージョンアップするのを機に、なるべくクリーンな状態にしようと思いました。つまり、macOS  をクリーンインストールするのはもちろん、自分のデータも最小限のデータだけを移行して、アプリ等の設定データは移行しない、アプリもインストールし直すということです。
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Rubyで動かす無線ロボット MI100 の設定法(Mac編、Windows編)

IMG_4813

MONOXIT の無線ロボット MI100 を動かそうとして、情報が少なかったのでメモです。

→・子ども Rubyプログラミング講座「ロボット編」 - MONOXIT
→・mi100 ドキュメント - Ruby-Doc.org
この辺りが公式の情報のようです。

そこで、自分でいろいろいじってみて分かったことが 2つあります。
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Macで gcc 4.7.1での実行メモ;『12ステップで作る 組込みOS自作入門』

978-4-87783-239-1

12ステップで作る 組込みOS自作入門
(坂井 弘亮著、カットシステム、2010年)

前の記事では、OS X 10.9 Mavericks に gcc-4.7.1 をインストールしました。gcc-4.7.1 を使って書籍を読み進めていく上で必要なプログラムの修正と、注意する点をまとめました。
続きを読む

Macで gcc 4.7.1での環境構築;『12ステップで作る 組込みOS自作入門』

978-4-87783-239-1

12ステップで作る 組込みOS自作入門
(坂井 弘亮著、カットシステム、2010年)

OS X 10.9 Mavericks で gcc-4.7.1 をインストールしたときのメモです。続きを読む

Macで XMODEM転送して起動させる2つの方法;『12ステップで作る 組込みOS自作入門』

978-4-87783-239-1

12ステップで作る 組込みOS自作入門
(坂井 弘亮著、カットシステム、2010年)

4thステップ以降では XMODEMファイル転送機能を使って、OSプログラムをRAM上に展開して起動させます。この手順を Mac(OS X 10.9 Mavericks)で行う2つの方法についてまとめました。
・lrzsz を使う方法
・kz_xmodem を使う方法(←おすすめ)続きを読む

Macで環境構築;『12ステップで作る 組込みOS自作入門』

978-4-87783-239-1

12ステップで作る 組込みOS自作入門
(坂井 弘亮著、カットシステム、2010年)

が面白そうだったので、OS X 10.9 Mavericks で実際に作ってみることにしました。

(2014.7.24 追記;
 gcc-3.4.6 を使った記事に書き直し、gcc-4.7.1 を使う記事は別記事にしました。)

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『情報科学入門―Rubyを使って学ぶ』を読むのに必要なソフト一覧

cover

情報科学入門―Rubyを使って学ぶ』 (増原英彦、東京大学情報教育連絡会 著)
 
やっと読み終わりました。
なるべく練習問題なども実際にプログラムを書いて動かすようにしたのですが、 インストールが必要なソフトがいろいろあったのでその一覧を挙げておきます。
(ただし、「第10章 いろいろなプログラミング言語」は除く。)

なお、サポートページに最新情報や配布プログラムなどが載っていますので、こちらも参照して下さい。 続きを読む

μTRONキーボードを Macで使う(Mavericks 編)

IMG_4339

久々のキーボードネタです。
μTRONキーボードを MacBook Air(OS X 10.9 Mavericks)につないでみました。
以前の記事より簡単になっていました。続きを読む

Sublime Text 3 での SublimeLinter の設定

Sublime Text 3 (Build 3059) を Mac にインストールしたときのユーザ設定キーバインディング設定の続きです。

○プラグイン
・SublimeCodeIntel;コード補完(auto complete)の候補を自動的に出してくれる
・SublimeLinter;文法チェックをリアルタイムでしてくれる
上記2つを入れました。

インストールには Package Control を使います。(Package Control については省略)
SublimeCodeIntel については、特に設定せずに使えました。

SublimeLinter はさらに設定が必要でした。
続きを読む

Sublime Text 3 のキーバインディング 自分の設定

Sublime Text 3 (Build 3059) を Mac にインストールした時の設定の続きです;


○キーバインディングの設定
・Tab でカッコの外にカーソルを移動させる
・Shift + Tab でも Tab の挿入にする
・Ctrl+Space でオートコンプリートのパネルを閉じる
・コード補完の候補選択を Tab と Shift + Tab で上下に移動させる
・日本語入力で変換候補を Tab で移動できるようにする

どれも、自分には手放せない機能です。
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Sublime Text 3 を導入した時の Settings - User のメモ

Mac を OS X Mavericks にしたのを機に、Sublime Text 2 から 3(ベータ版)に移行してみました。

Sublime Text 3 (Build 3059) で、自分がした設定のメモです。


○Preferences > Settings - Default を見て、変更したい設定だけを
Preferences > Settings - User に書き出します。
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『情報科学入門―Rubyを使って学ぶ』の isrb、isrb2 を Mac にインストールしてみた

cover


情報科学入門―Rubyを使って学ぶ』 (増原英彦、東京大学情報教育連絡会 著)

で使う isrb (画像表示ライブラリ付の対話的Ruby)をサポートページを参考に Mac にインストールしてみました。
(実行環境;OS X 10.9 Mavericks)続きを読む

StarRuby を Homebrew で Mac にインストールしてみた

Ruby の 2Dゲームライブラリの StarRuby を Mac にインストールしたメモです。

ホームページの「Mac OS X で動かす」 は MacPorts を使っています。Homebrew でインストールする情報が少なかったのですが;
→・たった200行で作れるテトリス Ruby編 - a newcomer!

が大変参考になりました。
続きを読む

Mac を買ったらぜひ設定したい;トラックパッドの「タップでクリック」

43

OS X 10.9 Mavericks にして、いまさらながら感動した設定が;
「タップでクリック」
です。
一本指のタップ(チョンと触れるだけ)でクリック(カチッと押し込む)動作になります。

一度覚えると、この動作の軽快感は病み付きになってしまいました。

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Mac を sayコマンドでしゃべらせてみたら、すっごく楽しい!

37
あなたが Mac をお持ちなら、試しに「アプリケーション」>「ターミナル」を開いて、「say hello」と入力してリターンキーを押してみてください。

ちょっと感動しませんか? 
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OS X をクリーンインストールでバージョンアップして、移行アシスタントでデータ復元するまでの手順

37

OS X 10.9 Mavericks にさっそくバージョンアップしましたが、クリーンインストールでも相変わらず Mac は超簡単でした。これも、Time Machine と iCloud のバックアップから、データが簡単に移行できるおかげです。

OS X のバージョンアップは、普通に実行すると上書きインストールになって、データ移行の手間もなく一番簡単です。ただし、せっかくの機会なので大掃除を兼ねて毎回クリーンインストールしています。

手順は、OS X 10.8 Mountain Lion と同じだったんで、今後のことも考えて定番の手順として書き記しておきます。

(2014.10.31 追記;
もっとクリーンな状態にインストールする方法を書きました。
→・OS X をクリーンインストールして、最小限のユーザーデータだけを復元する方法続きを読む

OS X をバージョンアップして、プリンタが使えなくなったときの対処法

OS X 10.9 Mavericks にバージョンアップしたら、プリンタが使えなくなりました。

プリンタメーカーの OS X 用プリンタドライバのバージョンアップがまだ出来ていないのです。残念ながら、Windows用より動きの遅いのが現実です。
(ちなみに、RICOH製プリンタだと、まだサポート情報すら OS X 10.9 はありません

Mac のバージョンアップでは、毎度のことながらこのプリンタ問題に悩まされます(場合に寄っては数ヶ月も)。
続きを読む

OS X Mavericks にバージョンアップしてから、ログイン画面にゲストユーザが表示されるようになった人へ

OS X 10.9 Mavericks にバージョンアップしたら、ログイン画面にゲストユーザが表示されるようになりました。(OS X 10.7.5 のアップデートでもなるようです。)

これって前の記事と同じか?と思ったら、さにあらず。


単純に、ゲストユーザが自動的に追加されただけのようです。続きを読む

Mac の画面と動画のスクリーンキャプチャ機能が便利すぎる

Mac のスクリーンキャプチャ機能を使いだしたら、ブログ書くのに便利すぎです。

41

これは、前の記事で使ったものですが、
「command」+「shift」+「4」 で指定範囲のキャプチャを撮ったものです。続きを読む

Mac で初音ミクV3 デビューする!つまずいたポイントQ&A(書き出し、投稿編)

mikuv3


音楽作成も全くの初めての自分が、Mac で初音ミクV3 デビューする!
つまずいたポイントQ&A インストール編操作編に続き、
書き出し、投稿編です。続きを読む

Mac で初音ミクV3 デビューする!つまずいたポイントQ&A(操作編)

mikuv3



音楽作成も全くの初めての自分が、Mac で初音ミクV3 デビューする!
インストールでつまずいたポイント Q&A に続いて、操作編です。続きを読む

Mac で初音ミクV3 デビューする!つまずいたポイントQ&A(インストール編)

mikuv3



Mac でついに初音ミクV3 が動くことになったので、さっそくインストールしてみました。 
ボカロも音楽作成も初めてなんで、自分がいろいろと引っかかったポイントを Q&A にまとめてみました。続きを読む

「『Rubyではじめるゲームプログラミング』正誤表(仮)」を Qiitaに書きました

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Rubyではじめるゲームプログラミング 』(山本団 著)

を Mac で読むため、
Mac に Ruby/SDL、rsdl、SGE を入れて、MyGame ゲームライブラリを動かす 
を行ってから、はや 1カ月。
2007年発行の本ですが、現役の Ruby 2.0 でも、Mac でもちゃんと動きます!

そして、ついに読み終えました。 
いやぁ〜いい本でした。


ただし、ところどころ誤植があったり、バージョンの違い、動作環境の違い(Windows と Mac)によって、サンプルプログラムが動かないことがありました。

そこで、サポートページには正誤表が無かったので、勝手に作ってみました。
よかったら、参考にしてください。

→・『Rubyではじめるゲームプログラミング』正誤表(仮) - Qiita [キータ]





Mac に Ruby/SDL、rsdl、SGE を入れて、MyGame ゲームライブラリを動かす

(2013.7.3 追記;
 Ruby 2.0.0-p.247 では rsdl もインストールできました!)


3566b
Rubyではじめるゲームプログラミング 』(山本団著)

を Mac で動かしたくて、ゲームライブラリ MyGame をインストールしてみました。

必要なライブラリは;
・SDL
・SDL_image
・SDL_mixer
・SDL_ttf
(その他、必要に応じた SDL関連ライブラリ)
・SGE(SDL Graphics Extension)
・Ruby/SDL
・rsdl(Mac で Ruby/SDLを使用する際に必要なライブラリ)
・MyGame

基本的には、この順番にインストールしていきます。

以前も、Mac にRuby/SDL等をインストールするのには苦労しましたが、
今回はなんとかインストールすることができました。

→・Mac OS X Lion にゲームライブラリ Ruby/SDL インストールではまった
→・Mac OS X に Ruby/SDL のライブラリをインストール



○ 環境
・OS X Mountain Lion 10.8.4、Lion 10.7.5 ともに同じ手順で成功

・Ruby 1.9.3-p.429 では成功、Ruby 2.0.0-p.195 では失敗(後述)



○手順
0.Command Line Tools(Xcode)、Homebrew のインストール

以前の記事を参照;
→・ Ruby 2.0.0 を Homebrew + rbenv で OS X Mountain Lion にインストール



1.SDL(および関連ライブラリ)のインストール

Homebrew を使用

$ brew update(Homebrew 自体と formula を最新版に)
$ brew upgrade(更新があるパッケージを再ビルド)
$ brew doctor(エラーがでなければ OK)

$ brew install sdl
$ brew install sdl_image
$ brew install sdl_mixer
$ brew install sdl_ttf

必要なら、その他 SDL 関連ライブラリもインストール
(sdl_gfx、sdl_rtf、sdl_sound など)

※ 以前は Homebrew でインストール失敗したが、今回すべて成功



2.SGE(SDL Graphics Extension)のインストール
(2013.11.18 追記;
 Ruby/SDL 2.1.3 から SGE が含まれるようになったので、SGE のインストールは省略できるかも。
= SGEをインストールせずに使う
Ruby/SDLが内部で SGE を持っています。
  gem install rubysdl -- --enable-bundled-sge
 〜(中略)〜
ただし、この仕組みはできれば使わないでください。
SGEが別にインストール可能ならそちらを使ってください。
〜 「Ruby/SDL README.ja」より)


これだけは、Homebrew にない

(参考)
https://gist.github.com/yhara/3115276
 : yhara(Yutaka HARA)さん自作の Homebrew Formula を使用

https://gist.github.com/yhara/3115276
 : yhara(Yutaka HARA)さん作成の Homebrew Formula を使用

https://gist.github.com/mitmul/5410467
 : mitmul(Shunta Saito)さん自作の Homebrew Fomula を使用

(2014.5.28 追記;
 こちらにも SGEのインストール法が載っていました。こちらの方が情報が新しいかも



mitmul さんの Homebrew Fomula の方が新しかったので、こちらを使用してインストール




3.Ruby/SDL のインストール

$ gem update --system(RubyGems を最新に)
$ gem install rubysdl



4.rsdl のインストール

※ Mac で Ruby/SDL を起動するのに必要。
 Macでは、コマンドの実行は $ ruby xxx.rb ではなく、$ rsdl xxx.rb とすること。

$ gem install rsdl


※ Ruby 2.0.0-p.195 では失敗
  Ruby 1.9.3-p.429 では成功
 (OS X 10.8.4、10.7.5 ともに)
→・rsdl が Ruby 2.0.0 では gem install でインストールエラー

 そのため、今回は Ruby 1.9.3-p.429 を使うことにしました。

(2013.7.3 追記;
 Ruby 2.0.0-p247 では、インストールできました!) 


○動作確認;
$ ruby -r sdl -e 'p [:mixer, SDL.constants.include?(:Mixer)]'
$ ruby -r sdl -e 'p [:ttf, SDL.constants.include?(:TTF)]'
$ ruby -r sdl -e 'p [:sge, SDL.respond_to?(:autoLock)]'

すべて true ならば OK。

$ rsdl -r sdl -e 'SDL.init(SDL::INIT_EVERYTHING); SDL.set_video_mode(640, 480, 16, SDL::SWSURFACE); sleep(1)'

灰色のウィンドウが 1秒間表れて閉じれば OK。



5.MyGame のインストール
 
MyGame ホームページ から、最新版 mygame-0.9.1.tar.gz をダウンロード

mygame-0.9.1.tar.gzを展開し、
$ cd (展開したディレクトリ) 
で、展開したディレクトリに移動し、 
$ ruby install_mygame.rb

※ Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.

というエラーが出たので;
→ install_mygame.rb の中の Config をすべて RbConfig に書き換えて
再度実行。


○動作確認;
$ rsdl -r mygame/boot -e ""

※ /Users/user0/.rbenv/versions/1.9.3-p429/lib/ruby/site_ruby/1.9.1/mygame.rb:311: Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.

とエラーが出たので;
→/Users/user0/.rbenv/versions/1.9.3-p429/lib/ruby/site_ruby/1.9.1ディレクトリ内の
mygame.rb 311行目の Config を RbConfig
を書き換える。

あるいは;
→(展開したディレクトリ)/libディレクトリ内の
mygame.rbの311行目の Config を RbConfig に書き換えて、再度
$ cd (展開したディレクトリ) 
$ ruby install_mygame.rb
を実行してもよい。


真っ黒なウィンドウが表れれば OK。



6.いろいろなサンプルプログラムで動作確認
(注意)
・Mac では Ruby/SDLを使ったプログラムの実行コマンドは、$ ruby xxx.rb ではなく、$ rsdl xxx.rb とすること。

・require の動作が変わったため、プログラムによっては require でエラーが出ることがある。
(Ruby 1.9.2 から $LOAD_PATH にカレントディレクトリ "." が含まれなくなったため。)

そのときは、require 'xxx' を require_relative 'xxx' と書き換えれば動くことが多い。

(2014.5.28 追記;
 あるいは、Ruby の起動時にコマンドラインオプション -I directory名 を使ってファイルをロードするパスを追加すればよい。(カレントディレクトリを追加するには .(ドット)を追加。)
$ rsdl -I. xxx.rb
で実行


(サンプルプログラム)
 ○ Ruby/SDL が必要 



○ MyGame が必要




とりあえず、ちゃんとインストールできたようです。
(※音声がうまく再生されないものもありましたが。)


(追記;Qiita [キータ] にも投稿してみました;
→・MacにRuby/SDL、rsdl、SGEを入れて、ゲームライブラリMyGameを動かす


Rubyではじめるゲームプログラミング―人気の国産言語で、誰でも簡単にゲームが作れる! (I・O BOOKS)Rubyではじめるゲームプログラミング―人気の国産言語で、誰でも簡単にゲームが作れる! (I・O BOOKS) [単行本]
著者:山本 団
出版:工学社
(2007-07)

rsdl が Ruby 2.0.0 では gem install でインストールエラー

(2013.7.3 追記;
 Ruby 2.0.0-p247 では、インストールできました!)


Mac で Ruby/SDL を使う際に必要な
rsdl ですが;

$ gem install rsdl

で、Ruby 2.0.0-p.195 ではエラーになってしまい、インストールできませんでした。
1.9.3-p.429 ではインストールできます。
(OS X  Mountain Lion10.8.4 、Lion 10.7.5 ともに)

参考)2.0.0 以前だと、gem install rsdl でできていたけど…
Mac OS X Lion にゲームライブラリ Ruby/SDL インストールではまった


困った。
とりあえずは、1.9.3-p.429 を使います。
→・Mac に Ruby/SDL、rsdl、SGE を入れて、MyGame ゲームライブラリを動かす


(ログ)
------------------------------------------------------------------------------
$ gem install rsdl
Building native extensions.  This could take a while...
ERROR:  Error installing rsdl:
ERROR: Failed to build gem native extension.

    /Users/user0/.rbenv/versions/2.0.0-p195/bin/ruby extconf.rb
extconf.rb:11:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:11:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:12:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:13:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:14:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:15:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:19:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:20:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:23:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:24:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:25:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
extconf.rb:26:in `<main>': Use RbConfig instead of obsolete and deprecated Config.
checking for ruby_sysinit()... yes
checking for ruby_run_node()... yes
creating Makefile
creating rsdl.c

make
clang -O3 -Wno-error=shorten-64-to-32  -pipe -I"/" -I"/x86_64-darwin12.3.0" -I/usr/local/include/SDL -D_GNU_SOURCE=1 -D_THREAD_SAFE -c rsdl.c
rsdl.c:2:10: fatal error: 'ruby.h' file not found
#include <ruby.h>
         ^
1 error generated.
make: *** [rsdl.o] Error 1


Gem files will remain installed in /Users/user0/.rbenv/versions/2.0.0-p195/lib/ruby/gems/2.0.0/gems/rsdl-0.1.4 for inspection.
Results logged to /Users/user0/.rbenv/versions/2.0.0-p195/lib/ruby/gems/2.0.0/gems/rsdl-0.1.4/./gem_make.out
------------------------------------------------------------------------------
 

Mac で WARN TCPServer Error: Address already in use - bind(2) が出て困っています

MacBook Air(OS X Mountain Lion 10.8.4)
で、
WEBrick::HTTPServer.new( :Port => 8099 )
の実行をすると、
WARN  TCPServer Error: Address already in use - bind(2)
の警告が出るのを解決できず困っています。


例えば;
$ ruby -v -r webrick -e 'WEBrick::HTTPServer.new( :Port => 8099 )'
のコマンドの実行で;

ruby 2.0.0p195 (2013-05-14 revision 40734) [x86_64-darwin12.3.0]
[2013-06-18 16:22:15] INFO  WEBrick 1.3.1
[2013-06-18 16:22:15] INFO  ruby 2.0.0 (2013-05-14) [x86_64-darwin12.3.0]
[2013-06-18 16:22:15] WARN  TCPServer Error: Address already in use - bind(2)

上記のような警告が出ます。
(ポート番号は 8099 でなくても 3000 などでも同じ。)


別の例では;
------------------------------------------------------------------------------
# ファイル名 ex1.rb

require 'webrick'

server = WEBrick::HTTPServer.new( :Port => 8099, :DocumentRoot => '.' )

trap(:INT) do
  server.shutdown
end

server.start
------------------------------------------------------------------------------

上記ファイル ex1.rb を実行すると;

$ ruby ex1.rb
[2013-06-18 16:11:07] INFO  WEBrick 1.3.1
[2013-06-18 16:11:07] INFO  ruby 2.0.0 (2013-05-14) [x86_64-darwin12.3.0]
[2013-06-18 16:11:07] WARN  TCPServer Error: Address already in use - bind(2)
[2013-06-18 16:11:07] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=383 port=8099

(Control + c で終了)

[2013-06-18 16:11:12] INFO  going to shutdown ...
[2013-06-18 16:11:12] INFO  WEBrick::HTTPServer#start done.

となります。
(ウェブサーバーは動いているようです。)


------------------------------------------------------------------------------
この、
WARN  TCPServer Error: Address already in use - bind(2)
の警告の解決法をネットで検索すると;

$ lsof -i:8099
$ lsof | grep 8099
$ ps -af | grep ruby
などのコマンドで、二重に起動しているプロセス探して、そのプロセスのPID番号を止める

$ kill -9  PID番号

を実行すればよい
------------------------------------------------------------------------------
というのがほとんどですが、これでは解決しませんでした。
($ ruby ex1.rb を実行中は、ターミナルをもう一つ新規ウィンドウで立ち上げて、コマンド lsof などを実行。)

そもそも kill すべき既に起動しているプロセスがみつからないのです。

 

Ruby のバージョンは
・2.0.0-p.195
・1.8.7-p.358
の2通りでも同じでした。


そこで、別の Mac で実行してみると、なんと警告が出ません!

・OS X Mountain Lion(10.8.4)
・OS X Lion(10.7.5)

・Ruby 2.0.0-p.195
・Ruby 1.8.7-p.358

すべての組み合わせで警告が出ませんでした。

な〜んだ
ということは、私のMacBook Air 固有の問題のようです。

そこで、 OS X 10.8.4 をクリーンインストールし直して、新規ユーザーアカウントを作ってみました。
ところが、それでも同じ警告が出ます!

さらに、TimeMachine で過去のシステムに遡って復元しても、同じ警告が出ます。


ということは、自分のMac のハードウェア側の問題でしょうか?

でも、
・NVRAM(PRAM)のリセット
・SMC のリセット
を実行しましたが、それでも症状は変わりません。


------------------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------------------
ちなみに、
[ruby-trunk - Bug #7100][Open] WEBrick/HTTPServer.new で BindAddress を指定しない場合に必ず警告が記録される - Ruby Forum

を参考にした改善策は見つかりました。

根本的解決策ではありませんが、
:BindAddress を指定する方法です。

:BindAddress => '0.0.0.0' または  '::'


つまり、
WEBrick::HTTPServer.new( :Port => 8099, :BindAddress => '0.0.0.0', :DocumentRoot => '.' )
のようにすると警告が出なくなります。

ただし、その際のウェブサーバーの挙動が少し違ったものになるのが気になります。


------------------------------------------------------------------------------
# ファイル名 ex2.rb

require 'webrick'

server = WEBrick::HTTPServer.new( :Port => 8099,  :BindAddress => '0.0.0.0', :DocumentRoot => '.' )

trap(:INT) do
  server.shutdown
end

server.start
------------------------------------------------------------------------------

 
------------------------------------------------------------------------------
# ファイル名 ex3.rb

require 'webrick'

server = WEBrick::HTTPServer.new( :Port => 8099,  :BindAddress => '::', :DocumentRoot => '.' )

trap(:INT) do
  server.shutdown
end

server.start
------------------------------------------------------------------------------

それぞれの実行結果は; 


$ ruby ex1.rb
[2013-06-13 13:28:30] INFO  WEBrick 1.3.1
[2013-06-13 13:28:30] INFO  ruby 2.0.0 (2013-05-14) [x86_64-darwin12.3.0]
[2013-06-13 13:28:30] WARN  TCPServer Error: Address already in use - bind(2)
[2013-06-13 13:28:30] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=3667 port=8099
(以下略)

$ lsof | grep IPv4
NetworkBr 3204 user    5u    IPv4 0xc3f8aed7b209dad5       0t0     UDP *:*
SystemUIS 3205 user    5u    IPv4 0xc3f8aed7b14ff22d       0t0     UDP *:*

$ lsof | grep IPv6
ruby      3667 user    9u    IPv6 0xc3f8aed7adf4c18d       0t0     TCP *:8099 (LISTEN)


(2013.6.24 追記)
$ sudo lsof | grep IPv4
launchd      1           root   19u     IPv4 0xcfb1044f206daae5       0t0    UDP *:netbios-ns
launchd      1           root   20u     IPv4 0xcfb1044f206da95d       0t0    UDP *:netbios-dgm
launchd      1           root   28u     IPv4 0xcfb1044f20a219f5       0t0    TCP localhost:ipp (LISTEN)
UserEvent   11       root   75u     IPv4 0xcfb1044f206d849d       0t0    UDP *:*
configd     17           root   22u     IPv4 0xcfb1044f206d73c5       0t0    UDP *:*
configd     17           root   24u     IPv4 0xcfb1044f206d8005       0t0    UDP *:*
configd     17           root   26u     IPv4 0xcfb1044f206da64d       0t0    UDP *:*
configd     17           root   28u     IPv4 0xcfb1044f206da02d       0t0    UDP *:*
ntpd        35           root   20u     IPv4 0xcfb1044f22f2549d       0t0    UDP *:ntp
ntpd        35           root   23u     IPv4 0xcfb1044f22f24e7d       0t0    UDP localhost:ntp
mDNSRespo   53 _mdnsresponder    8u     IPv4 0xcfb1044f206da33d       0t0    UDP *:mdns
locationd   57     _locationd    5u     IPv4 0xcfb1044f206d96fd       0t0    UDP *:*
SystemUIS  144          user    5u     IPv4 0xcfb1044f206d7cf5       0t0    UDP *:*
NetworkBr  154          user    5u     IPv4 0xcfb1044f206d6475       0t0    UDP *:*
netbiosd   155       _netbios    3u     IPv4 0xcfb1044f206da95d       0t0    UDP *:netbios-dgm
netbiosd   155       _netbios    4u     IPv4 0xcfb1044f206daae5       0t0    UDP *:netbios-ns
cupsd      390           root   10u     IPv4 0xcfb1044f20a219f5       0t0    TCP localhost:ipp (LISTEN)

$ sudo lsof | grep IPv6
launchd      1           root   27u     IPv6 0xcfb1044f20a1ca0d       0t0    TCP localhost:ipp (LISTEN)
configd     17           root   11u     IPv6 0xcfb1044f206da7d5       0t0    UDP *:*
ntpd        35           root   21u     IPv6 0xcfb1044f22f25315       0t0    UDP *:ntp
ntpd        35           root   22u     IPv6 0xcfb1044f22f25005       0t0    UDP localhost:ntp
ntpd        35           root   24u     IPv6 0xcfb1044f22f24cf5       0t0    UDP localhost:ntp
mDNSRespo   53 _mdnsresponder    9u     IPv6 0xcfb1044f206da1b5       0t0    UDP *:mdns
cupsd      390           root    9u     IPv6 0xcfb1044f20a1ca0d       0t0    TCP localhost:ipp (LISTEN)
ruby      1412          user    9u     IPv6 0xcfb1044f20a1c62d       0t0    TCP *:8099 (LISTEN)

------------------------------------------------------------------------------


$ ruby ex2.rb
[2013-06-13 13:32:08] INFO  WEBrick 1.3.1
[2013-06-13 13:32:08] INFO  ruby 2.0.0 (2013-05-14) [x86_64-darwin12.3.0]
[2013-06-13 13:32:08] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=3730 port=8099
(以下略)

$ lsof | grep IPv4
NetworkBr 3204 user    5u    IPv4 0xc3f8aed7b209dad5       0t0     UDP *:*
SystemUIS 3205 user    5u    IPv4 0xc3f8aed7b14ff22d       0t0     UDP *:*
ruby      3730 user    9u    IPv4 0xc3f8aed7b2831935       0t0     TCP *:8099 (LISTEN)

$ lsof | grep IPv6
------------------------------------------------------------------------------


$ ruby ex3.rb
[2013-06-13 15:09:27] INFO  WEBrick 1.3.1
[2013-06-13 15:09:27] INFO  ruby 2.0.0 (2013-05-14) [x86_64-darwin12.3.0]
[2013-06-13 15:09:27] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=3834 port=8099
(以下略)

$ lsof | grep IPv4
NetworkBr 3204 user    5u    IPv4 0xc3f8aed7b209dad5       0t0     UDP *:*
SystemUIS 3205 user    5u    IPv4 0xc3f8aed7b14ff22d       0t0     UDP *:*

$ lsof | grep IPv6
ruby      3834 user    9u    IPv6 0xc3f8aed7adf4c18d       0t0     TCP *:8099 (LISTEN)
------------------------------------------------------------------------------


つまり、
◯ :BindAddress => nil(設定なし)
WARN  TCPServer Error: Address already in use - bind(2)
IP4;×
IP6;○

◯ :BindAddress => '0.0.0.0'
(警告なし)
IP4;○
IP6;×

◯ :BindAddress => '::'
(警告なし)
IP4;×
IP6;○

となります。Rubyのバージョンも関係ありません。



ちなみに、他の Mac では全て警告なしで動きます。
その時の挙動は;
◯ :BindAddress => nil(設定なし)
(警告なし)
IP4;○
IP6;○

◯ :BindAddress => '0.0.0.0'
(警告なし)
IP4;○
IP6;×

◯ :BindAddress => '::'
(警告なし)
IP4;×
IP6;○

となります。これも、Rubyのバージョンも関係ありません。

 :BindAddress => nil(設定なし)
にしたときの挙動が違いますねぇ。


もう、完全に私にはお手上げです!
どなたか、解決法があればご教示ください。 




作りながら学ぶRuby入門 第2版作りながら学ぶRuby入門 第2版 [単行本]
著者:久保秋 真
出版:ソフトバンククリエイティブ
(2012-11-26)

Picasa(デスクトップ版ソフト)と Picasa Web Albums で写真の管理とクラウド保存を楽々実現

Mac で写真の管理というと普通は iPhoto になりますが、保存場所を NAS にすると遅いなどの問題があった(※註)ので、Picasa for Mac(デスクトップ版ソフト)を使っています。

今のところ Picasa で充分快適に NAS に保存した写真のデータも扱えています。

なにより、Picasa は写真管理ソフトとしての機能としても、 iPhoto に匹敵する使いやすさを実現しているので全く不便を感じていません。


さらに、Picasa を使うもう一つ大きなメリットが、クラウドとの同期が楽なこと!

「ウェブに同期」ボタンを押すだけで、「Picasa ウェブアルバム」にアップロードしてくれます。

これってすごく快適!
クラウドに保存された写真は、どこからでもブラウザで閲覧できるので、外出先から iPhoneで、なんてことも楽々です。


また、Picasa ウェブアルバムのデータの同期方法は、普通のクラウド同期サービスとちょっと違っているそうです。

・やっと安心!Picasaで写真をリアルタイムバックアップ!! - キミはCloud を使っているか?

この記事によると;
「ファイルの追加・移動・削除は同期されますが、フォルダの削除は同期されない」。
要するに、同期ミスでデータが削除されてしまうことが少ない、らしいのです。

これは、写真のような編集、変更、削除することが少ないデータにとっては、Dropbox や SugarSync など他のクラウド同期サービスにはない大きなメリットですね。
(私も何度か、同期ミスでデータ消失の経験をしました。)



なお、Google+ に登録すると、2048×2048ピクセル以下の画像は容量無制限に保存されるのですが、あくまでオリジナルデータの保存をしたいので、利用していません。

(気になる記事が出ましたけど、Picasa ウェブアルバム続けて欲しいなぁ。
→・Picasaもいよいよ終了? アクセスするとGoogle+に自動転送 - / ギズモード・ジャパン )


現在、写真だけでも 25GB近くあるので、有料の100GB(約500円/月)プランにしています。(5GB までは無料)。

今は、Google Drive が始まって、保存容量は共有されるようになっています。
ただし、ビデオや音楽などさらに大容量のものも含めると費用もかさむので、Picasa ウェブアルバムは写真を、Google Drive にはビデオの一部を保存することにしました。



さらに、クラウドサービスも1つだけだと不安なので、もう一つ申し込んであります。

それが、クラウドストレージサービスの Amazon S3(+ Glacier 連携)。なにより、安価なのが決め手です(1GB = 約1円)。
(→・家族の写真やビデオを保存するのに向いているクラウドサービスはどれだ?

こちらは本当にもしものときのバックアップということで、写真、ビデオ、音楽あわせて約700GB すべてを保存する予定です。


これでようやく、
撮りためた miniDV、8mmビデオカメラの動画を永久保存(?)する方法
が実現できたようです。



※註)最新の iPhoto では NAS でも使えるという記事もありますが、試していません;
→・iLife11のiPhotoは無線LAN経由のNASでも使える。でもやっぱりFlickr同期は注意が必要。 - bootup.asia
→・iPhotoが重い!!固まる!!を解消するためにやったこと(ライブラリの再構築でもダメな場合の対処法) - Ninebonz - その和尚IT系 )


(関連記事)
MacBook Air 新時代のデータ保存とバックアップ:iPhotoとiTunes を NAS へ
Amazon S3(+ Glacier連携)は写真やビデオのデータを保管するには最適かも

Amazon S3(+ Glacier連携)は写真やビデオのデータを保管するには最適かも

前回の「家族の写真やビデオを保存するのに向いているクラウドサービスはどれだ?

で検討した結果、家族の写真、ビデオ、音楽の全データ(約700GB)を Amazon S3 に保存することにしました。


Amazon S3 の魅力は、低価格と高信頼性です。

価格については、保存先を Glacier にすると 1GB = 約1円/月、1TB で約1000円/月です。
ただし、アップロード、ダウンロードには別料金がかかるのと、Glaceir に保存したファイルはダウンロードのリクエストをしてから 4〜5時間後にダウンロード可能となる、という注意点があります。

信頼性については、「指定された 1年にわたり 99.999999999% の堅牢性と、99.99% の可用性を提供」となっています。なにより、クラウドサービス大手の Amazon Web Services なので、その点は信頼していいでしょう。

というわけで、ずっと預けっぱなしで頻繁に出し入れしない、どんどん蓄積していく家族の写真、ビデオデータのバックアップには最適なストレージサービスといえます。


ただし、どちらかというと企業向けという印象の強い Amazon Web Services は、個人で利用するのは難しいのかと思っていました。しかし、実際に使ってみると、現在ではほとんどがブラウザで設定/操作できるので、特に問題はありませんでした。



では、具体的な手順です。

1.まずは Amazon S3 のページから、サインインします。
クラウドに預けた、家族の写真や動画データを自分の死後にも子供に遺すには」で書いたように、この用途のために新たに取得した専用のメールアドレスを使いました。
(といっても、Google Drive + Picasa にも使える Gmail アカウントですが。)

普通にユーザー情報、クレジットカード情報を登録します。



2.いよいよ Amazon S3 の設定です。
右上の「アカウント / コンソール」から「AWS Management Console」を選択 すると、Amazon Web Services の一覧が出ます。

ここから、「S3」を選択します。
(すぐ上に「Glacier」がありますが、扱いが難しいのと、S3 から Glacier への連携が可能になったので S3 を選びました。)

まず、保存の単位となる Bucket を作成します。左上の「Create Bucket」ボタンを押して、適当な「Bucket Name」を決めます。「Region」はやはり「Tokyo」でしょう。
そうすると、「All Buckets」の一覧に今作成した Bucket 名が表れるはずです。



3.Glacier に保存するように設定
S3 の標準の保存では価格は 1GB = 約10円/月 なので、1GB = 約1円/月の Glaceier に保存先を自動的に移すよう設定します。(その代わり、前述のようにすぐにはダウンロードできなくなります。)

自分の作った Bucket 名をクリックすると、最初は何も保存していないので、「The Bucket '○○' is empty」と表示されます。 ここで、右上の「Properties」をクリックして、「Life Cycle」を選びます。

「+ Add rule」をクリックして、Life Cycle Rule を設定します。

「Name」はこの設定の名前なので、そのままでも、好きな名前を入力してもかまいません。

全部を Glacier に移動するなら、「Apply to Entire Bucket」にチェックを入れます。
(条件を付けて一部だけをGlacier に移動させるなら、「Prefix」に条件を入れます。)

「Time Period Format」は時間の基準設定なので、とりあえず「Days from the creation date」にしました。

「+ Move to Glacier」をクリックすると、何日後に Glacier に移動するかを記入する欄が出ます。
0日後でも3日後でもいいのですが、(確認や変更、削除の操作用に)1日の余裕をみて「1」days from object''s creation date としました。


「+ Expiration」は削除する設定ボタンなので選びません。

以上で「Save」すると、S3にデータをアップロードして1日後には Glecier に保存場所が移動します。



4.データのアップロード
このままブラウザで「Upload」や「Create Folder」などのボタンでデータをアップロードすることができます。

ただし、ファイルやフォルダの操作をいろいろ選択してアップロードするには、やはりS3用のソフトを使った方が扱いやすいでしょう。

残念ながら Amazon から公式のソフトは出ていません。
そこで、Mac 用の Amazon S3 クライアントソフトを探すと、2種類見つかりました。
「Arq」と「3Hub」です。

・「Arq」($29、30日間無料試用可)
まずこちらを試したのですが、アップロードしたデータの保管形式が Git フォーマットだったので、保存したデータをブラウザで見てみると元のフォルダ構成と全く違っていて、何がどうなっているかがさっぱり分かりません。さらに、ブラウザなどからデータをアップロードしたり、混在すると Arq からは読み込みエラーとなってしまいます。
Arq 単独でずっと使用すればいいのでしょうが、長期間保存するという目的なので、採用しませんでした。

・「3Hub」(無料(値下げ期間中?)、App Store よりダウンロード)
こちらは、元のフォルダ構成と同じにアップロードしてくれます。ファイル/フォルダをマウスのドラッグ操作でアップロードできるのは Arq と同様です。
これならば、将来、3Hub を使わなくてもブラウザで見ても操作しやすいので、こちらのソフトを採用しました。

・アップロードしてから気づいたのですが、Cyberduck や Transmit など Amazon S3 対応の FTPソフトもあるようです。それでも良かったのかもしれません。



今のところ、写真と音楽データ約70GB をアップロードしたところです。
ブラウザで確認しても、ちゃんとアップロードできているようです。さらに、数日後には Strage Class を見ると Glacier に変わっていました。


(参考)
1GB/1円のAmazon Glacierを個人でも活用する方法 - ku-sukeのブログ

年末データ大掃除(番外編) 容量だけじゃない、オンラインバックアップサービスの大事なあれこれ - Pieces of Peace

年末データ大掃除(2) 〜Amazon S3/Glacierに全てを漏れなく安価に保管できてすっきりした編〜 - Pieces of Peace

Amazon S3からGlacierへの自動アーカイブ機能が出来たので、個人のデータ保管戦略をしつこく考える - プログラマになりたい


(関連記事)
撮りためた miniDV、8mmビデオカメラの動画を永久保存(?)する方法
クラウドに預けた、家族の写真や動画データを自分の死後にも子供に遺すには

Sublime Text 2 の便利なキーバインディング集

Sublime Text 2 で現在自分が設定しているキーバインディングのメモです。

(2014.1.20 追記;
 キーバインディングを改良しました。
→・Sublime Text 3 のキーバインディング 自分の設定


○Preferences>Key Bindings - User

[
  // Shift+Tab でカッコの外にカーソル移動
  { "keys": ["shift+tab"], "command": "move", "args": {"by": "characters", "forward": true}, "context":
    [
      { "key": "following_text", "operator": "regex_contains", "operand": "^[)'\"\\]]", "match_all": true },
      { "key": "auto_complete_visible", "operator": "equal", "operand": false }
    ]
  },

  // Ctrl + space でオートコンプリートのパネルを閉じる
  // ただし、Macのシステム環境設定でSpotlight検索のキーボードショートカットはoffにすること
  { "keys": ["ctrl+space"], "command": "hide_auto_complete", "context":
    [
      { "key": "auto_complete_visible", "operator": "equal", "operand": true }
    ]
  },

  //コード補完の候補選択をTabで移動する
  { "keys": ["tab"], "command": "auto_complete", "context":
    [
      { "key": "auto_complete_visible", "operator": "equal", "operand": true }
    ]
  },
  { "keys": ["shift+tab"], "command": "auto_complete_prev", "context":
    [
      { "key": "auto_complete_visible", "operator": "equal", "operand": true }
    ]
  }

]


○Preferences>Key Bindings - Default

/* Macの日本語入力で変換候補をTabで選択(上下)できるようにする

{ "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": true} },
{ "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": false},
"context":
[
{ "key": "setting.tab_completion", "operator": "equal", "operand": true }
]
},
*/ 
この部分をコメントアウトします。
(User で書き換えてもダメなようです。)


これで、かなり便利になりました。

ただし、Sublime Text 2 の日本語入力はまだ問題があるようです。
「Shift+Tab でカッコの外にカーソル移動」を「Tab」に変えると、
「Macの日本語入力で変換候補をTabで選択(上下)できるようにする」の Tab の設定がかぶってしまって、
"日本語" のようなカッコ内での日本語入力時に変換候補を Tabキーで選択できなくなってしまいました。
(どなたか解決できる方、情報お願いします <(_  _)>)



以下の記事を参考にしました;
○自動補完された括弧の外へタブキーでカーソルを移動させる
Sublime Text 2で自動補完された括弧の外へタブキーでカーソルを移動させるためのキーバインディング設定 - dnakagome - GitHub
Sublime Text 2 で地味に便利なキーバインド - noanoa 日々の日記

○Ctrl + [ でオートコンプリートのパネルを閉じる
Sublime text2 のインストールと設定 #Mac #SublimeText2 - Qiita [キータ]

○コード補完の候補選択をTabで移動する
SublimeText2でコード補完の候補選択をTabで行う方法 - cherenkov's暗中模索blog

○Mac の日本語入力で変換候補で選択できるようにする
【Sublime Text 2】Mac OS Xで日本語入力のタブ変換ができなくなった場合の対処方法 - てくめも@ecoop.net 
 ・日本語入力でタブを使えるようにする - kaz_shuの日記



○関連記事
Sublime Text 2 で地味に便利なキーバインド - noanoa 日々の日記
Sublime Text 2 をターミナルから起動できるようにして .bash_profile を編集した - noanoa 日々の日記
 

Sublime Text 2 で地味に便利なキーバインド

Sublime Text 2 で欲しかったのが、「自動補完された括弧の外へタブキーでカーソルを移動させる」機能。

そうしたら、既にキーバインディング設定を公開している人がいました!

→・Sublime Text 2で自動補完された括弧の外へタブキーでカーソルを移動させるためのキーバインディング設定 - dnakagome / Sublime Text 2 Key Bindings

参考と書いてあるページも見てましたが、ほとんど同じ情報でした(要ユーザー登録)。


設定してみたら、まさに求めていた機能でした。
とっても便利です!
感謝。


参考;

open ~/.bash_profile で .bash_profile が編集できる!Mac OS X 便利すぎ

Ruby 2.0.0 をインストールするときに困ったのが、 .bash_profile の編集でした。

GNU nano エディタを使ったり、Sublime Text 2 エディタをターミナルから起動できるようにしたり、ターミナル で echo コマンドを使ったりしていました。

色々やっているうちに知ったのが、Mac OS X 独自のターミナルコマンド open。

ターミナルで、
$ open ~/.bash_profile
とすると、テキストエディットで .bash_profile ファイルを開いてくれて、編集、保存もできます。

な〜んだ、これが一番簡単だったじゃん。

open コマンドは、指定したファイルの種類をみてそれに適した Mac の標準アプリケーションが自動で立ち上がるという優れもののコマンドです。

これは使い道ありそう!覚えておこう。


標準アプリケーションが立ち上がるということは、自動でテキストエディットでなく Sublime Text 2 を立ち上げさせることも出来そうだな…

Sublime Text 2 をターミナルから起動できるようにして .bash_profile を編集した

現在愛用中のエディタは、巷でも大人気の

Sublime Text 2 です。


でも、Ruby 2.0.0-p0 を Mac にインストールするときに困ったのが、~/.bash_profile ファイルが開けないこと。

なんとか、いつも使っている Sublime Text 2 で編集できないのかなと思ったら、できました!


Sublime Text 2 をターミナルで起動できるようにすると、~/.bash_profile ファイルのような Mac の不可視ファイルも開いて編集できるのです。

まず、Sublime Text 2 をターミナルで起動するにはこちらを参考に;
OS X Command Line - Sublime Text 2 Documentation(公式)
Launch Sublime Text 2 from the Mac OS X Terminal

公式の方法でもよいのですが、下の方法で設定しました。
違いは、設定する先が公式は ~/bin で、下の方は /usr/local/bin という違いだけ。そっちの方が既に PATH も通っているし。

実際のコマンドはこちら;($ の次からが実際の入力コマンド)

$ ln -s /Applications/Sublime\ Text\ 2.app/Contents/SharedSupport/bin/subl /usr/local/bin/subl


これで設定完了です。


Sublime Text 2 をターミナルで起動するには;
$ subl filename

で、OK!(設定コマンドの最後の文字が起動コマンドになります。)


なので、~/.bash_profile ファイルを開くには;

$ subl ~/.bash_profile

これで Sublime Text 2 が起動して、~/.bash_profile が編集できる状態になります。


いや〜これはイイわ

今までは、仕方がないので、GNU nano 使ってました。
(おまけに、開くのと保存のコマンドを間違えて上書きしてしまったことも……


※ちなみに、Mac OS X だと、ファイルの内容を表示するのに独自のopenコマンドがあります。
$ open ~/.bash_profile

編集もできます。これも便利!


参考;
→・Sublime Text 2 で地味に便利なキーバインド
 ・Mac のエディタをいろいろ試してみた(プログラミング用)
 ・.bash_profile を編集するのに、GNU nano を使ってみた

Ruby 2.0.0 を Homebrew + rbenv で OS X Mountain Lion にインストール

(2014.10.31 追記;
 OS X Yosemite に Ruby 2.1 をインストールする記事を書きました。
 →・Ruby 2.1 を Homebrew + rbenv で OS X Yosemite にインストール )


Ruby 2.0 リリース おめでとうございます

2.0 からは文字エンコーディングが UTF-8 デフォルトになって、マジックコメントを書かなくてもよくなったのが地味に嬉しいです。

そろそろ、Ruby 2.0.0-p0 のインストール情報も出そろってきたので、チャレンジしてみました。



基本は前回の 1.9.3 のときと同じですので、細かい説明やコマンド入力などはこちらを参照してください。

→・OS X Mountain Lion に Homebrew + rbenv で Ruby 1.9.3 をインストールした


○環境
Mac OS X 10.8.3 (Mountain Lion)


○手順
1. Command Line Tools インストール
Command Line Tools も改めて、最新版をダウンロードしました。
こちらから、"Command Line Tools (OS X Mountain Lion) for Xcode" をダウンロードします。(要 Apple ID)

※Xcode 4.6.1 を入れて、そちらからインストールしてもいいのは前回と同じ。



2.Homebrew のインストール or 更新
インストール法は前回のを参照。

※インストール済みならターミナルで;($ の次からが実際の入力コマンドです。)
$ brew update (Homebrew 自体と formula を最新版に)
$ brew upgrade (更新のあるパッケージを再ビルド)
$ brew doctor ("Your system is raring to brew. "と表示されれば問題ないです。)



3.必要なものをインストール or 更新
$ brew install openssl
$ brew install readline

($ brew link openssl
 $ brew link readline はしてない人が多いので必要ない?)

※インストール済みならば
$ brew upgrade openssl
$ brew upgrade readline



4.ruby-build と rbenv のインストール or 更新
$ brew install ruby-build

※インストール済みならば
$ brew upgrade ruby-build


$ brew install rbenv

~/.bash_profile に設定を追加する。
エディタを起動して .bash_profile ファイルを編集(なければ新規作成)して、
eval "$(rbenv init -)"
という一行を追加する。
(あるいは Homebrew の指示の通りに、
if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi
という一行を追加する。)
 $ open ~/.bash_profile 
(open は OS X 独自コマンドのようです)
でテキストエディットで編集してもよい。
エディタを使わないなら、ターミナルで入力;
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

いずれにせよ、操作の後にターミナルを再起動する。


※インストール済みならば
$ brew upgrade rbenv



5.Ruby のインストール

$ rbenv install -l

インストール可能な Ruby のリスト中に
2.0.0-p0 (あるいはパッチ pの数字がもっと大きいバージョン)があるのを確認する
いよいよ、インストール。


$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=`brew --prefix readline`" rbenv install 2.0.0-p0

※最新の ruby-build では、以下のように従来必要だった openssl の部分は必要なくなりました(→参考)。

$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=`brew --prefix readline` --with-openssl-dir=`brew --prefix openssl`" rbenv install 2.0.0-p0


※インストール時のオプション設定はネットで調べると、微妙に違うのがいくつも出てきます。
詳しくないので、参考のため列挙だけしておきます。

(別例1)
$ CONFIGURE_OPTS="--with-opt-dir=/usr/local" rbenv install 2.0.0-p0

(別例2)
$ CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=/usr/local --with-openssl-dir=/usr/local" rbenv install 2.0.0-p0

(別例3)
$ CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=`brew --prefix readline` rbenv install 2.0.0-p0

(別例4)
$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--enable-shared --with-readline-dir=$(brew --prefix readline) --with-openssl-dir=$(brew --prefix openssl)" rbenv install 2.0.0-p0


※ CONFIGURE_OPTS とRUBY_CONFIGURE_OPTS はどう違うのか、自分には分かりません(→参考)。

※ パスの指定法も2通りあるようですが、以下のようにすると確認できます(→参考)。
$ echo dir=`brew --prefix readline`
dir=/usr/local/opt/readline

ほぼ同じことのようですね。

※ --enable-shared もよく分かりません。vim の補完機能を使うため?(→参考



6.Ruby 2.0 に設定

$ rbenv versions (インストールされている Ruby の全バージョンが表示されます。* が付いているのが現在設定されているバージョン)
  system
  1.9.3-p194
* 2.0.0-p0 (set by /Users/(ユーザー名)/.rbenv/version)
 
$ rbenv global 2.0.0-p0 (使用するバージョンを設定します)
 
$ rbenv rehash(何か変更したら、必ずこれを実行しないと、設定が有効になりません)



7.インストールした Ruby 2.0 の確認
・Ruby のバージョンを確認

$ rbenv version (rbenv で使用設定されているバージョンが表示されます)
2.0.0-p0 (set by /Users/(ユーザー名)/.rbenv/version)

$ ruby -v (実際に起動するバージョンが表示されます)
ruby 2.0.0p0 (2013-02-24 revision 39474) [x86_64-darwin12.3.0]


※ここで表示されるバージョンが食い違うときは、rbenv のコマンドが有効になっていません。

$ open ~/.bash_profile
で、.bash_profile ファイルの内容を確認できます。
eval "$(rbenv init -)" という行があるか確認します。

なければ、前述のように追加します。
そしてターミナルを再起動します。


・Ruby の動作を確認
$ irb (irb を起動します)
irb(main):001:0> "あいう" (readline で日本語が使えるか確認)
=> "あいう" 
irb(main):002:0> require 'openssl' (opensslが使えるか確認)
=> true
irb(main):003:0> require 'zlib'
=> true
irb(main):004:0> require 'psych'
=> true
irb(main):005:0> require 'open-uri' 
=> true
irb(main):006:0> open('https://www.google.com/').read (SSL利用時に証明書エラーが出ないか確認)
=> "<!doctype html><html itemscope=\"itemscope\" itemtype=\"http://schema.org/WebPage\"><head><meta content=\"\x{90A2} (略)
\n</script></body></html>" (エラーが出なければ OK。エラーが出たら下記の記事の対処法を参照)

・上下のカーソルキーを押して、 irb で今使ったコマンドの履歴が出るかも確認します。(readline が使えているか確認)


※確認法について;
→・私がRubyをインストールしたとき確認すること - 絶対R領域

 ・homebrew で入れた openssl を使って Ruby をコンパイルすると SSL 利用時に証明書エラーが発生する場合の対応 #Ruby #openssl - Qiita


以上で、無事 Ruby 2.0.0 p-0 がインストールされました!


(参考)
・ Homebrew+rbenvでRuby 2.0.0-p0インストール - 130単位

OS X で rbenv を使って ruby 1.9.3 or 2.0.0 の環境を作る #Ruby #AdventCalendar #開発環境 - Qiita 
 
・『作りながら学ぶRuby入門(第2版)
書籍では、Rubyのインストール方法についてはこの本がどの webサイトよりも詳しいです。Windows と Mac のインストール方法になんと 57ページも費やしています!
1.9.3 についてだけど、そのまま 2.0.0 に使えます。

Mac のインストール方法は Homebrew + rbenv と全く同じ。とても役立ちました。


作りながら学ぶRuby入門 第2版作りながら学ぶRuby入門 第2版 [単行本]
著者:久保秋 真
出版: ソフトバンククリエイティブ
(2012-11-26)


 

iMovie に DVD 動画を読み込む 2つの方法

8mm や miniDVビデオカメラなどで撮ったホームビデオを DVD にダビングしている人も多いと思います。

この DVD データを Mac で読み込んで編集する際に、iMovie では読み込むメニューがなく困りました。

その時の対処法 2つです。
(参考→・DVD の動画を Mac に取り込んで、H.264 に変換する方法


1.「ディスクユーティリティ.app」で DVDデータを一旦 .cdr データにコピーする方法

Macintosh HD>アプリケーション>ユーティリティ>ディスクユーティリティ.app
にある、「ディスクユーティリティ.app」を起動します。

起動後、DVD をディスクドライブに挿入すると、左列の「SuperDrive」下の「DVD_VIDEO_RECORDER」等と DVD が表示されます。

メニュー>ファイル>新規>"DVD_VIDEO_RECORDER"からのディスクイメージ を選択。

適当なファイル名をつけて、イメージフォーマット;DVD/CD マスター を選択し、保存。これで、DVD データが .cdr データ形式で Mac に保存されます。

iMovie を起動し、.cdr データをダブルクリックします。iMovie の読み込み画面が開いて、「カメラ」に .cdr データが表示されますので、それを選択して通常と同じ読み込み操作をするだけです。



2.HandBrake で H.264形式に変換して読み込む方法

DVD データを無料のデータフォーマット変換ソフト HandBrake で H.264 に変換します。(プリセットで、高画質な High Profile を選択)

変換した H.264 データを iMovie で読み込みます。 
メニュー>ファイル>読み込み>ムービー
で変換した H.264 データを選択するだけです。 

この方法だと、HandBrake、iMovie と2回データを変換するので、やたら時間がかかります。(各々、元の動画の4倍位。)

ただし、画質はなぜか .cdr データを直接 iMovie で読み込んだものより良い印象を受けました。
よかったら、比較検討してみて下さい。

ビデオテープのダビングに Final Cut Pro X が必要か?

8mmビデオ、miniDVビデオテープを Mac にダビングするのに、無料の純正ソフト iMovie を使って来ました

ただ、どうしても気になるソフトがあります。やっぱりビデオ編集といえば、Final Cut Pro X です。
26000円もする有料ソフトですが、幸い30日間無料のトライアル版がダウンロード出来ます。

早速試してみました。


1.miniDVテープの読み込み

読み込まれたデータは独自フォーマットの ProRes形式に変換されます。これは、Final Cut Pro X 共通で、他の読み込みデータもすべてこの ProRes形式に統一して編集作業を行うようです。

変換に伴う画質低下はほとんどないようですが、データサイズはかなり大きくなります。

しかし、このデータ形式は iMovie では読み込めません。反対に、iMovie で読み込んだ .dv 形式は Final Cut Pro X で読み込めます。

読み込んだデータをマスターデータとして長期保存することを考えたら、Final Cut Pro X 独自形式よりは .dv 形式の方がむしろ望ましいでしょう。


2.撮影日時の挿入

iMovie にあった、ビデオを撮影した日付を映像に表示する機能は、 残念ながらないようです。
これは残念。

 
3.書出し

iMovie より全然良いと言われている書き出し画質ですが、設定がよく分かっていなかったからか、H.264 で書き出したものもそんなに良い画質ではありませんでした。(むしろ、iMovie の方がよい位?)

これは、設定次第だとは思います。



結論として、 私の場合はわざわざ Final Cut Pro X を使うメリットがありませんでした。(フリートライアル版でも。)

マスターデータとして iMovie の .dv データを保存しておけば、いつでも Final Cut Pro X で読み込めるので、使いたくなったときにまた考える、ということにしました。
 

Apple に要望があれば、フィードバックで公式に要望しよう

iMovie の「日付/時刻」機能のバグに遭遇して、早速 Apple フィードバックに要望を送ったのですが、どうも日本からのフィードバックが少ないようです。

→・Apple にフィードバック(要望など)送っていますか? - リンゴが好きでぃす♪


Apple の要望を受け付ける公式ページですし、送られた要望は必ず読むそうです。(個別に返信は来ないけれど。)
要望があればどんどん送りましょう!

考えたら、ブログや SNS、Twitter などに書くより、効果は高いかもしれませんね。

アップル - フィードバック

iMovie でビデオの撮影日時を入れる;そのバグの対処法

miniDVビデオカメラで撮影した動画をパソコンで取り込んだ場合、撮影した日付が映像に表示されない、といった不満がよくあるようです。

これは仕様なので、専用のソフトを使って日付を合成するしかないようです。
(もしくは、アナログ再生した映像を取り込むのなら可能。)


ところが、Mac の無料純正ソフト iMovie には、この撮影日時を映像に表示する機能が付いています!
(これは、有料ソフトの Final Cut Pro X にも備わっていないようです。) 
・参考→・miniDVテープを Mac に取り込む方法

方法としては;
「タイトル」>「日付/時刻」を選択し、「プロジェクトライブラリ」の動画にドラッグします。
これで画面左下に撮影日時が入ります。(デザイン、書体などは選べないようです。)


ところが、この「日付/時刻」機能には重大なバグがあります!
時刻が 9時間ずれて表示されてしまうのです!

これは、グリニッジ標準時で表示してしまうためのようです。
このバグはかなり以前からのもののようですが、iMovie '11 (バージョン 9.0.8 (1778))でも解消されていません。

プロジェクトに日付/時刻を指定するとイベントの時刻が変わる - Apple サポートコミュニティ



とりあえずの解消法としては、Mac のシステムの時間帯を日本標準時からグリニッジ標準時に変更して使う、ということになります。 

メニュー>システム環境設定>日付と時刻>時間帯 で日本の都市になっているのを変更します。

グリニッジ標準時なので、ロンドン(イギリス)にすれば解決か!と思いきや、これでも時期によって1時間ずれてしまいました。
調べてみると、イギリスにはサマータイムがあって、いつもグリニッジ標準時ではないのです。

そこで、グリニッジ標準時の時間帯で、サマータイムのないところ、例えば南の「アビジャン(コートジボワール)」を選んでみたら、やっと解決!

※時間帯を変更したら、必ず再起動させること!


なかなか、面倒なバグですね。
早速 Apple にフィードバック(要望)を送りましたが、ページが見つけにくいですね。
→・アップル - フィードバック

 

DVD の動画を Mac に取り込んで、H.264 に変換する方法

今回は、
撮りためた miniDV、8mmビデオカメラの動画を永久保存(?)する方法」の基本方針で行う、

miniDVビデオテープをダビングする 4つの方法
で述べた中の、

3.と4.共通の
「DVD にダビングした後、動画を Mac に取り込んで、H.264 に変換する方法」
についてです。



0.ディスクドライブの準備

ディスクドライブを持たない Mac が増えてきました。
まずは、外付けの「Apple USB SuperDrive」などを準備しましょう。


1.DVD データを Mac に取り込む

DVD をドライブに挿入すると、自動的に「DVD プレーヤー.app」が立ち上がり再生が始まりますが、取り込みには「ディスクユーティリティ.app」を使います。 

場所は、Macintosh HD>アプリケーション>ユーティリティ>ディスクユーティリティ.app
です。

ディスクユーティリティ.app を起動し、左列の「SuperDrive」下の「DVD_VIDEO_RECORDER」を選択します。

メニュー>ファイル>新規>"DVD_VIDEO_RECORDER"からのディスクイメージ を選択。

適当なファイル名をつけて、イメージフォーマット;DVD/CD マスター を選択し、保存。

これで、DVD データが Mac に取り込めました。


2.読み込んだデータをマスターデータとして保存

出来た .cdr データは元の DVDデータと同じものなので、このデータをマスターデータとして、外付けHDD や NAS に保存しておきます。


3.iMovie で編集
読み込んだ動画を編集したい場合は、無料純正ソフトの iMovie を使います。.cdr データは iMovie では直接読み込めないように見えますが、実は読み込めます。

iMovie を起動中に、.cdr データをダブルクリックします。iMovie の読み込み画面が開いて、「カメラ」に .cdr データが表示されますので、それを選択して通常と同じ読み込み操作をするだけです。


※別の読み込み方法;
 .cdr データを HandBrake で読み込んで、H.264 に変換します。(なるべく高画質な High Profile を選択)
変換した H.264 データを iMovie で読み込みます。 

この方法だと、HandBrake、iMovie と2回データを変換するので、やたら時間がかかります。(各々、元の動画の4倍位。)

ただし、画質はなぜか .cdr データを直接 iMovie で読み込んだものより良い印象を受けました。
各自、比較検討してみて下さい。


4.なるべく高画質に H.264 で書き出し

iMovie で編集した動画は、iMovie で書出します。
また、編集しないで .cdr データのままでよいなら、HandBrake で書出した方が高画質のようです。

操作法、設定については、前回記事を参照下さい。
→・Mac で動画をなるべく高画質に H.264 で書き出す設定(iMovie編、HandBrake編)

 

Mac で動画をなるべく高画質に H.264 で書き出す設定(iMovie編、HandBrake編)

前回の
miniDVテープを Mac に取り込む方法
で iMovie に取り込んだ動画を、なるべく高画質に書き出します。


現在最も圧縮率、画質がよく、汎用的に再生できるフォーマット H.264 に変換していきます。

そのまま iMovie を使って書き出すのが一般的ですが、無料のデータフォーマット変換ソフト HandBrake でも書き出すことができます。

さらに比較した所、H.264 で同じような設定にして書き出すと、iMovie より HandBrake の方が画質が良い感じを受けました。
(HandBrake の方が色味が濃い。)

ただし、miniDVテープを読み込んだ .dv データは細切れになっていることが多いのですが、HandBrake では複数のデータをつなげたりはしてくれません。

そのため、一般的には iMovie で H.264 に書き出すことになります。



A)iMovie で H.264 になるべく高画質に書き出す方法

書出しは、メニュー>共有 から行います。


a)「ムービーを書き出す」
ここで、「ムービーを書き出す」を選んでもいいのですが、あまりおすすすめしません。
書出しサイズが「モバイル」、「中」、「大」しか選べず、ビットレートも決められてしまうからです。

「中」だと、画面サイズは 640 × 480 と元画面と同じ(4:3 画面の場合)でいいのですが、ビットレートが 1.7Mbps と動きの激しい運動会などの場面では不足気味です。

「大」だと、ビットレートは 4Mbps と充分ですが、画面サイズが 720 × 540 と大きくなってしまい、無駄な変換が増えてしまいます。


ちなみに、miniDVテープの記録方式は、4:3 画面でも 16:9 画面でも 720 × 480 と決まっていて、再生の際には 640 × 480(4:3)、853 × 480(16:9)にするようです。 



b)「QuickTime を使用して書き出す」
なるべく高画質で書き出すためには、「QuickTime を使用して書き出す」を選びます。

書出し設定は以下の通りにしました;
書出し:「ムービーからMPEG-4」で右側の「オプション」ボタンを押す。
ファイルフォーマット「MP4」
ビデオフォーマット「H.264」
データレート(後述)
最適化「ダウンロード」
イメージサイズ「640 × 480 VGA」(4:3画面)、もしくは「カスタム 853 × 480」(16:9 画面)

その他は、よくわからないのでデフォルトにしました。


データレートなのですが、これは試行錯誤の結果 5Mbps(640 × 480で)を目安にしました。
これは、別のソフト HandBrake で High Profile の設定で変換した結果などを勘案した結果です。

具体的には;
・640 × 480(4:3 画面);データレート 4900kbps (実際に書き出すと 5000kbps 強になるので)
・853 × 480(16:9 画面);データレート 6500kbps (上の数字にピクセル数比 1.3倍かけた)

書出しには、かなりの時間がかかりました。(書き出す動画の時間の3倍以上。MacBook Air 2011)



B)HandBrake で H.264 になるべく高画質に書き出す方法

上述のように、.dv データを H.264に変換するのは、HandBrake の方が画質はよいのですが、編集や日付を入れたり、つなげたりできません。1つの .dv データをそのまま H.264 に変換するときに有効な方法です。

1)HandBrake を起動して、メニュー>File>Open Source で 変換したいデータを選択します。

2)Presets の Regular>High Profile を選びます。
 High Profile の重要な点は、Picture Settings の Filter; Decomb >Default になっていて、クシ型ノイズ除去の効果が高い点です。
Normal を選ぶと、Filter; Decomb >Off になっていて、かなりクシ型ノイズだ目立つのを経験しました。

3)Start ボタンを押すと変換が始まります。
 変換にはかなりの時間がかかりました。(変換する動画の時間の 3倍以上。MacBook Air 2011)


miniDVテープを Mac に取り込む方法

撮りためた miniDV、8mmビデオカメラの動画を永久保存(?)する方法」の基本方針に沿って、

前回の記事の;
「1.miniDVビデオカメラからデジタルのままパソコンに取り込む」方法
のいよいよ Mac での実践編です。

(参考)
 - もとまか日記 2012年11月16日

 
 
1.Mac に miniDVビデオカメラを接続

Mac とビデオカメラは、FireWire(別名 IEEE1394 または i.Link )ケーブルで接続する必要があるのですが、MacBook Air  (2011) には USB と Thunderbolt ポートしかありません。

そこで、「Thunderbolt - FireWireアダプタ」と「FireWireケーブル(9ピン-4ピン)」を組み合わせることで、接続しました。
 
つまり、
miniDVビデオカメラ(FireWire 4ピン ポート)
 <=>  FireWireケーブル(9ピン-4ピン)
 <=> Thunderbolt - FireWireアダプタ(FireWire 800 9ピン)
 <=> MacBook Air(Thunderbolt ポート)

という流れです。

 
ELECOM IEEE1394b FireWireケーブル 9pin-4pin 1.0m IE-941WHELECOM IEEE1394b FireWireケーブル 9pin-4pin 1.0m IE-941WH
販売元:エレコム
(2009-09-15)
販売元:Amazon.co.jp
 

2.iMovie で読み込み

Mac では、無料純正ソフト iMovie で miniDVビデオカメラから読み込めます。
iMovie を起動した状態でビデオカメラの電源を ON にするだけでビデオカメラが認識されて、読み込み画面が出るはずです。
(または、メニュー>ファイル>カメラから読み込む)

ビデオカメラが認識されない場合は、ケーブルを指し直したり、iMovie を起動し直したり、ビデオカメラの電源を入れ直したり、Mac を再起動したりすると、認識されるようになると思います。


後は、読み込み画面で「取り込む」ボタンを押せば、miniDVテープの読み込みが始まります。ただし、再生しながら読み込むので、60分のテープなら60分かかります。

ここで、「自動」ボタンを選択すると、巻き戻し→再生→終了後巻き戻しと全部自動で読み込んでくれて大変楽ですが、撮影時にテープに無録画部分があると、そこで停止して読み込みが終了してしまうことがあります。そういう場合は、「手動」ボタンを選択すればよいです。



3.iMovie で読み込んだデータをマスターデータとして保存

iMovie で読み込んだ miniDVテープのデータは、iMovie の「イベントライブラリ」に表示されますが、その保存場所は、ユーザ>(自分のユーザ名)>ムービー>iMovie イベント です。

データ形式は .dv という DVストリーム形式で miniDVテープのデータを無変換(無劣化)で保存しているようです。ということは、この .dv データがオリジナルのマスターデータになるということです。

(参考)
DV取り込み工程では、画質劣化はゼロ
 -[基本編] DVカメラの知識 - DVストリーム@Macで始めるDTV


実際の .dv データはクリップ毎に複数に分割されて保存されているはずですので、iMovie イベントのフォルダ毎に管理した方が便利だと思います。


このデータをマスターデータとして、外付けHDD や NAS に保存しておきます。



4.iMovie で編集、日付の挿入

iMovie の「イベントライブラリ」のデータは上の「プロジェクトライブラリ」で自由に編集できます。
 
さらに iMovie で特筆すべき機能として、撮影日時を動画に焼き付けられることです。
(これは、有料の Final Cut Pro X にも備わっていないようです。) 

方法としては、「タイトル」>「日付/時刻」を選択し、「プロジェクトライブラリ」の動画にドラッグします。これで画面左下に撮影日時が入ります。(デザイン、書体などは選べないようです。)

※注意※
iMovie '11 (バージョン 9.0.8 (1778))では、この「日付/時刻」機能に重大なバグがあります。
表示される時刻が9時間ずれて表示されます。これは、グリニッジ標準時で表示されてしまうためです。

対処法については→後日



5.なるべく高画質で書き出し

miniDVビデオテープをダビングする 4つの方法

miniDVビデオテープは自宅でまだ再生できたので、自分でダビングすることにしました。
(再生できない 8mmビデオテープは→このように。)


miniDVテープは以前も DVD にダビングしたことがあったのですが 、改めて考え直した基本方針(無変換のマスターデータと H.264変換したデータを HDD に保存する)に沿ってもう一度、ダビングし直す事にしました。

そこで、miniDVビデオテープをダビングする方法についてまとめてみました。


1.miniDVビデオカメラからデジタルのままパソコンに取り込む

ビデオカメラとパソコンを IEEE1394(別名 iLINK、FireWire)ケーブルでつなぐ方法です。パソコンにIEEE1394 ポートが必要です。(Mac の場合は、Thunderbolt ポートでも可能。)

撮影日時は、映像に基本的には入りません。(専用ソフトが必要。)
ただし、Mac では 無料純正ソフトの iMovie に撮影日時を入れる機能が付いているので可能です。

この方法については、次回詳述します。


2.miniDVビデオカメラからアナログ再生して、パソコンに取り込む

パソコンに IEEE1394 ポートがなく、USB ポートから取り込む方法です。専用の「ビデオキャプチャー」ケーブルが必要となります。
(ただし、Mac に対応している製品は現在ないようです。)

アナログ再生となりますが、miniDV規格のSD画像(ハイビジョンでない)ならば、画質の劣化はそんなに気にならないようです。

撮影日時は、(再生時に表示させれば)そのまま映像に入ります。

・ビデオキャプチャーの製品例;
 → GV-USB2/HQ - IODATA
 → PC-SDVD/U2G - BUFFALO

今回は、この方法は行いませんでした。


3.miniDVビデオカメラからブルーレイレコーダーにデジタルダビング

ビデオカメラとブルーレイレコーダーを IEEE1394(別名 iLINK、FireWire)ケーブルでつなぐ方法です。ブルーレイレコーダーに iLINK 入力端子必要です。
デジタル信号でダビングし、ブルーレイディスク、あるいは DVD に焼くことになります。その後、ディスクの映像をパソコンに取り込みます。

撮影日時は、映像に入りません。

この方法の DVD にダビングまでについては、以前に記事を参照ください。
→・DV ビデオテープを DVD にダビングする方法


4.miniDVビデオカメラからアナログ再生して、ブルーレイレコーダーにダビング

ブルーレイレコーダーに i.LINK 入力端子がない場合、アナログの映像ケーブルでつなぐ方法です。
アナログ再生となりますが、miniDV規格のSD画像(ハイビジョンでない)ならば、画質の劣化はそんなに気にならないようです。
ブルーレイディスク、あるいは DVD に焼き、その後、ディスクの映像をパソコンに取り込みます。

撮影日時は、(再生時に表示させれば)そのまま映像に入ります。

この方法の DVD にダビングまでについては、以前に記事を参照ください。

撮りためた miniDV、8mmビデオカメラの動画を永久保存(?)する方法

昔撮ったビデオカメラ(miniDV、8mm)のテープ、いよいよ再生機器が無くなってきました。
今の内にダビングしておかないと、将来見ることができなくなってしまいます。

さらに、miniDVビデオカメラを接続する IEEE1394(別名 iLink、FireWire)ポートを備えたパソコンもほとんど無くなってしまいまいました。ダビングするなら、まさに今のうちです!


以前(2010年)にもダビングしたことがあるのですが、その時は DVD に焼いて保存しました。
  →・ DV ビデオテープを DVD にダビングする方法 

今(2013年)見直してみると、画質がイマイチだったり、パソコンに取り込むのにやりにくかったりします。そこで、改めて「 2013年版 動画の保存方法」を考えてみました。



「2013年版 動画の保存方法」基本方針;

1.ビデオテープの画像はパソコンに取り込んで、マスターデータとしてそのまま(変換しないで)外付けHDD(または NAS)に保存

(その理由)
・マスターデータが一番画質がよい
 オリジナル(ビデオテープ)からのマスターデータがあれば、将来再度テープから取り込み直すという、一番手間のかかる(再生機器が無ければ不可能な)作業を二度としなくてすみます。また、別の形に加工、編集するにしても、マスターデータからのが一番画質の劣化がありません。

・ハードディスクが大容量化
 miniDV テープをMac の iMovie で取り込むと、そのデータは一本で10GBを超えます。かなりの大容量ですが、2013年時点で外付けHDD(ハードディスク)は容量が1TB以上が普通です。また、ノートパソコン内蔵HDD/SSD でも数本分のビデオデータの編集、書き込みが可能となってきました。

ちなみに、今回は 2011年製 MacBook Air (内蔵SSD 256GB) に NAS(2TB)をつないで作業を行いました。



2.DVD やブルーレイディスクで保存するのはおすすめではない

(その理由)
・DVD やブルーレイを再生するには専用の再生機器が必要
 8mmビデオテープや miniDVテープで味わっているのと同じく、将来再生機器が手に入らなくなるという不便さをまた味わう可能性が常にあります。 

・DVD やブルーレイには寿命がある
 CD もそうですが、DVD やブルーレイにもデータが読み取れなくなる耐久年数が問題になっています。10年くらいと思っていた方がよさそうです。10年経ったらまた、焼き直しをしなくてはいけません。

また、読み取り不良に備えて、バックアップには最低でも3セットは焼いておいた方が良いよく言われます。

・将来、別メディアに変換するたびに、画質が低下する
 DVD やブルーレイから、別のメディアに焼き直すにしても、データフォーマットを変換する必要が有るでしょう。そのたびに画質が低下してしまいます。

・ディスクで保存してもどうせ見ない
 ビデオテープでもそうでしたが、DVD やブルーレイディスクが何十枚あっても仕舞っておくだけで、面倒でほとんど見ないのがオチです。

データは活用してこそ生きるもの。写真も「プリントしてアルバムに貼った終わり」で見なかったものが、デジカメになってパソコンに取り込んだものは、すぐに見直すようになりました。

・そろそろディスクの時代じゃない
 Mac は DVDドライブを内蔵するのを止めてしまいました。CD や DVD 、ブルーレイディスクの必要性は今後ますます低下していくと思われます。



3.データのみを HDD とクラウドに保存する。必ず複数のバックアップ。

(その理由)
・HDD も壊れる
 機械は必ず故障します。HDD 自体の寿命は DVD などのディスクよりむしろ短いくらいです。そのため、データ消失に備えて、必ず複数の HDD にバックアップを取る必要があります。

・保管場所の複数化
 地震、火災、津波など自然災害、あるいは盗難に備え、HDD の置き場所も複数に分散した方がいいです。

・クラウドにも保存
 保管場所という意味でもクラウドに保存するのは大変有効です。さらに、信頼性という意味でも、自宅の HDD よりクラウドサービスの方がデータ消失の危険度が低い、と考えられます。ただし、クラウドの障害も考えて、クラウドも1つだけではなく複数のサービスを利用した方がよいでしょう。

・サブのバックアップとしての DVD、ブルーレイ
 メインの保存方法としてはおすすめしないと言ったディスクですが、サブのバックアップとしてはもちろん有効です。ただし、最低 3セットは複数作成し、さらには 10年毎にコピーし直す必要があります。


4.普段観賞用のデータを作る

(その理由)
・マスターデータはデータ量が膨大で使い勝手がよくない

・編集したい

・再生する画面サイズ、機器も様々
 PC、TV、iPhone、YouTube など、観賞する機会もマルチスクリーン、マルチデバイス、あるいはネット上と多様化しています。それぞれに最適な画面サイズ、データ形式に変換した方が便利です。

・圧縮しても画質は良い
 最新の H.264 で圧縮すれば、データ量も減らせるし、画質も充分です。さらに、再生するデバイスも選びません。



以上の方針で、実際にminiDV、8mmビデオテープを保存していきました。
続く

Macでも XMDF 電子書籍が読めるようになった!;Kinoppy for Mac

今まで XMDF形式の電子書籍は、Mac では読めず悔しい思いをしてきました。

それが、ついに XMDF 対応の Mac版電子書籍リーダーが登場しました! 

Kinoppy for Mac
(→  App Store からダウンロード

なお、無料アプリですが、使用するに はBookWeb への会員登録(無料)が必要です。


このアプリの何より嬉しいところは、紀伊国屋書店 BookWeb で購入したのでなくても、DRMフリーならばファイルを読み込めること。

手順としては、メニュー>ファイル>ファイルを開く、で .zbf ファイルを選択。
(本棚に登録したいときは、パネルの下にある「ライブラリへインポート」にチェックを入れる。)


過去にダウンロードした XMDF形式の電子書籍を読み込んでみたところ、ちゃんと表示され、フリック操作でページがめくれました。
(まだ、不安定なところがあり、何度かアプリが落ちることもありましたが。)


電子書籍リーダーとしては、最近のもの(iBooks、Kindle など)とデザイン、使い勝手ともほぼ同じ。

.book、EPUB、PDF なども読み込めるそうなので、かなり使い道がありそう。


なお、先行する Kinoppy for iOS でも、同様のことが出来るそうなので、XMDF形式の電子書籍は iPhone、iPad でも同じく読めますね。


さらに、ニュース!
eBookJapanのAndroid版ブックリーダーが「.book」「XMDF」にも対応 - eBookJapan

 |12月にiPad、2013年1月にiPhoneへの対応を予定し、
 |以降WindowsPC、Macへと展開してまいります。 


また一つ、XMDFリーダーが Mac に登場しそうです。
(外部ファイルを読み込めるかは不明ですが。)


Mac で WiFi 環境を確認するには;「WiFi 診断」、「WiFi Explorer」

MacBook Air を使うようになって、ネットワーク接続はすっかり無線LAN(WiFi)になっています。


で、近くにある WiFi アクセスポイントの一覧を見ると、10ヶ所位ずらずらと表示されます。

これで干渉とかしてないのかなぁ?と不安になったので、WiFi 環境を確認してみました。


◯ WiFi 診断
まずは、OS X 標準のソフト。 
・メニューバー > WiFiアイコンを 「option」押しながらクリック > "WiFi 診断"を開く…
 または、
・システム > ライブラリ > CoreServices > WiFi 診断.app

最初の画面は無視し、「Command」+「N」を押して「ネットワークユーティリティ」ウィンドウを開く(Mountain LIon の場合)。

シグナル、ノイズの強度の見方などは、こちらを参照して下さい。
Wi-Fiの電波が弱い? Macには診断ツールを標準搭載しております - ライフハッカー[日本版]



◯ WiFi Explorer
「WiFi 診断」は OS X 標準でいいのですが、いまいち数字ばかりで見にくい。なにか、見やすく表示してくれるものはないか、と探したら見つけてのがこれ。

WiFi Explorer - Mac App Store プレビュー


残念ながら有料(250円)ですが、この↓ 見やすさは素晴らしい!

Wifi Explorerの使い方 【Mac App解説】 - 三蔵堂ブログ



これによると、チャンネル設定はうまく干渉をさけて設定されているようでした。
なかなか、眺めているだけでも楽しいです。

iPhone から AirPrint非対応プリンタで印刷する方法

(2015.10.20 追記;「Printer Pro」というアプリがあるそうです。
 動作確認用には無料の Printer ProLite も
→・超絶便利!「AirPrint」非対応のプリンタでもパソコンなしでiPhoneから印刷できる神アプリ「Printer Pro」 - iTea4.0 )

iPhone からプリントする方法について調べてみました。


1.AirPrint
・iOS 標準です。プリンタが対応していればなんの問題もなく印刷できます。
・問題は対応プリンタがまだ少ないこと。 


2. AirPrint Activator(Mac のみ)
AirPrint Activator を Mac のインストールすることで、Mac のプリンタ共有機能を使って、印刷します。
・AirPrint 非対応のプリンタのほとんどで印刷できます。
・Mac 版のみのようです。
・iPhone から印刷するときに、Mac を経由するため、Mac が起動している必要があります。

(参考)→ AirPrint未対応プリンタをAirPrintプリンタとして利用する - maruko2 Note.


3.ePrint
ePrint(iOS アプリ)を使うことで、様々なメーカーのプリンタで iPhone からの印刷を可能にします。
・ 基本条件:無線LAN内蔵、またはプリントサーバー、有線・無線LANアクセスポイント(AirMac も含む)に接続しているプリンタで、対応プリンター言語(PDL)が搭載されている機種。
・(無線LAN非対応の)Canon のインクジェットプリンタは、PDL が対応していないの不可。
・無償版と有償版がある。


4.プリンタ各社から提供の iOS アプリ
・プリンタメーカーが独自に iOS アプリを出していて、AirPrint 非対応のプリンタでも印刷を可能にしています。さらに、スキャナ機能が使えたりもします。
・Canon;Easy-PhotoPrint(iEPP)
・Epson;Epson iPrint
・Brother;iPrint & Scan
・Ricoh;Smart Device Print
・HP;ePrint


5.メールプリント
・ネットワーク対応のプリンタにメールを送ることで、印刷する。
・メーカー各社独自のメールプリント対応プリンタが必要。 
・Canon;2013年上旬対応予定
・Eposon;対応
・Brother;未対応
・Ricoh;一部機種対応
・HP;対応


6.クラウドプリント(Google Cloud Print)
Google Cloud Print;Google DocsやGmail等経由で印刷。
・Canon、Epson、Brother、HP で対応。それぞれ、対応プリンタが必要
・Brother は、Google Cloud Print 以外にも Facebook、Flickr、Picasa、Evernote、Dropbox と対応。

以上のようです。

(参考)
・ パソコンを使わずにiPhoneから直接印刷やスキャニングできる無償iPhoneアプリ
- Creative Now編集部




ウチにあるプリンタでそれぞれ試したみました。いずれも、AirPrint 非対応です。
・Brother DCP-J515N(無線LAN接続)
 Brother 専用 iOSアプリ(iPrint & Scan)で印刷可能。

・Canon iP4100(AirMac Express で接続)
 Canon 専用 iOSアプリ(Easy-PhotoPrint)では、プリンタを認識せず。
 ePrint では、プリンタは認識するも、PDLが Canon のインクジェットは非対応。

・Ricoh GX e5500(有線LAN接続)
 Ricoh 専用 iOSアプリ(Smart Device Print)では、プリンタを(手動でも)認識せず。
 ePrint では、プリンタは認識するも、PDLが GX e5500 は非対応。


なお、なるべく簡単な方法がいいので;

1.AirPrint → 4.プリンタ各社から提供の iOS アプリ → 3.ePrint

の順に試し、それ以外は試していません。


iPhone と iCloud で連絡先を同期しようとしたら、iOS 6 がグループ分け未対応だった

iOS 6 になって、かなりiCloud との連携も充実したようなので、iPhone 5 の連絡先を iCloud と同期することにしました。

さらに、Mac の連絡先とも同期することで、
 iPhone ⇔ iCloud ⇔ Mac
と自動で同期してくれることになり、とても楽になります。


ところが、ひとつ問題が。
iPhone の連絡先のデータと Mac の連絡先のデータは今まで使い分けていたので、単純に統合してしまうと、かえって使いにくくなってしまうのです。

もちろん、そのために連絡先データはグループ分け出来るようになっています。そこで、iPhone の連絡先と Mac の連絡先を別々のグループにします。
これで、グループを選択することでそれぞれの連絡先の表示を切り替えることが出来ました。


と思ったら、ここでまだ問題が起きました。

Mac と web 上の iCloud.com では、連絡先を追加する時にどのグループにするか選択出来ます。
しかし、iPhone の連絡先では、追加する時にグループを選択できないのです!

これだと、iPhone で追加した連絡先はどのグループにも属さなくなってしまいます。いちいち、iCloud.com 上か、Mac でグループを移動すればいいのでしょうが、面倒くさい。


iPhone のアプリでグループ分けに対応しているものがあるそうなので、それをインストールするのも手でしょうが、やっぱり標準のソフトで対応してくれないと、イマイチ心配です。


なので、現状では iCloud と Mac の連絡先の同期はあきらめました。
つまり、
 iPhone ⇔ iCloud  |  Mac
と Mac のデータは切り離しました。

そして、iPhone の連絡先データはグループ分けをしない。なので、追加してもグループを修正する必要もない。

ちょっと消極的ですが、とりあえず iOS の連絡先がグループ分けに対応するまでは、このようにすることにしました。

ちょっと、残念。

OS X Mountain Lion になってから Safari の標準フォントが明朝体になってしまった

OS X Mountain Lion になってから Safari(6.0) の標準フォントが明朝体になってしまい、大変見にくいです。
おまけに、フォント設定もできなくなってます。

HT4550 webページの表示フォントを変更するには? - Apple サポートコミュニティ
safari6.0 フォント変更 - Apple サポートコミュニティ
サファリの表示文字を変更する - Apple サポートコミュニティ
[Mac] RSSが無くなったりフォントが変わったSafari6を使いやすくするTipsまとめ。 - Appleちゃんねる


今のところ、対応策としては 自分で CSSファイルを作って設定するしかないようです。

でも、どうかな。
例によって、面倒くさいのと、バージョンアップしたら直るんじゃないかな? という期待を込めて、そのまま我慢して使ってみることにします。

これは直してくれ〜!

OS X Mountain Lion になって Safari と Mail.app から RSS が使えなくなってる

Mountain Lion にしてから、Mail.app に RSS が表示されなくなりました。

おかしいなぁと改めて設定しようとしたら、設定項目からも消えてる!
さらに、Safari でも RSS が表示されなくなってる!

なにかの間違いかと調べてみると、どうやら Mountain Lion から RSS 機能は削除されたようです。

Mountain LionのメールでRSSが表示できなくなった - Apple サポートコミュニティ
Safari RSS (OS X Mountain Lion) - Apple サポートコミュニティ


では、どうしようか?
Safari のエクステンションを使う、Web で Google リーダーを使う、Reader for Mac や Vienna など専用アプリを使うなどなど。

でも;
[Mac] RSSが無くなったりフォントが変わったSafari6を使いやすくするTipsまとめ。 - Appleちゃんねる
"RSSはTwitterに変えれば済む。"

結局、これが決め手になりました。そっか、RSS 使わなきゃいいじゃん!
まぁ、そんなに登録してた訳じゃないし。

で、その代わりに Twitter アカウントをフォローすることにしました。

まぁ、これでいいっか 


ちなみに、以前使っていた Mail.app  の RSS 登録データは;
/Users/ユーザ名/ライブラリ/Mail/V2/RSS
あります。 
で、ライブラリを表示するには、Finder の 「移動」メニューを Option キーを押しながら選択すると表示されるようになります。面倒くさくなりましたね。 


とりあえず、これで様子みよっかな〜 

OS X Mountain Lion の壁紙を以前のものに変更する

Mac の壁紙(デスクトップピクチャ)は、Leopard の時の Aquabule.jpg を気に入ってずっと使っています。

Mountain Lion では無地の青しかないんで、以前のものを Time Machine から復元します。 

OS X の標準の壁紙のデータの場所は;
 Macintosh HD → ライブラリ → Desktop Pictures

にあります。

初めからMacで利用できる壁紙が入っているフォルダの場所 - Inforati
 

「Time Machine に入る」と選択して、以前のフォルダから目的の Aquablue.jpg を復元して、Mountain Lion のフォルダにコピーします。

これで、お気に入りの壁紙になりました。

プロフィール
薬剤師なのにコンピュータが好き、鍼灸マッサージ師なのにプログラミングが好き。小中高校生向けのプログラミング教材を作るのが現在の日課。micro:bit、Scratch、Minecraft、Rubyなどで作成中。 FIREして2019年に世界一周クルーズしました。














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